成熟

自分は、26歳の時にプロ目指してラノベを書き出しましたが、34歳の今、さすがに歳を感じます。


20代の頃にはぶっ飛んだ物語のアイディアを思いついていたものの、30代に入ってからは、いまいちアイディアが地味になってきました。

そのため、昔みたいにぶっ飛んだ物語を思いつかないかと苦悩してきた時期もありました。加齢によって精神が衰えているのではないか、という恐れも感じます。


しかし一方では、ストーリー構成などの技術面では、20代の頃の自分の作品を振り返ってみて「拙かったなあ」と思うこともあります(近年書いた作品に対しても、同じことを後から思いますが)。

逆に、そういう技術面では、今のほうが20代の頃より確実に上達しています。また、よく言えば「渋い」物語も、最近は思いつくようになりました。


だから、前向きに捉えるなら、自分は衰えているのではなく成熟しているのだと思います。

そのため、もっと面白い物語を今後も書ける、と信じることにしています。


自分と同じように、加齢による衰えを心配されているかたが、ご自身の成熟を肯定してくだされば幸いです。

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