まるで二重人格

最近は、実家脱出に向けた活動と並行して、ラノベ新人賞向けの新作長編の企画をしています。

今回の作品は、ちゃんと書けたら、少なくとも自分史上では最高傑作になるという確信が持てています。

だから、それが新人賞で受賞して社会からも高く評価されて、自分も一躍スーパースターになる……なんて期待に胸膨らませることもあります。


しかし、そういう強気を持てるのは、主に昼間の気分がいい時です。

夕方から夜にかけて気分が落ち込んでくると、世界の未来や、自分自身の将来さえお先真っ暗に思えてきて、

「どうせ限りある人生、しんどく頑張らないで楽に生きたい……」

なんて弱気に支配されます。


そんな強気な時と弱気な時をせわしく行き来する自分を振り返ると、まるで二重人格みたいにさえ思えます。

ただ、そういう強気な部分も弱気な部分も、人間誰しも持っていると思います。


ラノベ新人賞向けの作品を書いていると、どうにも強気な部分ばかりに目を向けがちになります。なぜならその手の物語は、途中でしんどい展開があっても、主人公たちの前向きな努力でハッピーエンドにたどり着けることが多いからです。

一方では、人間の弱気な部分を肯定するために、もっと等身大の自分に近い無力な主人公の、生きるための精一杯のあがきも書きたいなあ……とも、最近思っています。


少しとりとめなくなりましたが、人間には強気になれる時も、弱気になれる時もあるというお話でした。

気持ちの振れ幅に悩まれてるかたが、強い時と弱ってる時のどちらのご自身も肯定してくだされば幸いです。

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