自分のオリジナリティでの一点突破を狙う
自分のコンテンツと既存作との被りが気になったら、自分のオリジナリティがある(と思える)部分を突き詰めて一点突破する。
それが現代なりのオリジナリティの出しかたじゃないかな……と、今日思いました。
創作でもリアルの世の中の物事でもアイディアが出尽くした(ように思える)現代に、オリジナリティに悩まれてるかたは結構いると思います。
自分自身、新人賞向けのラノベの企画のためにネタが似ている既存作のことも調べ、自分が考えた設定と似ている部分を見つけるたびに、
「俺の作品パクリ扱いされないかな……」
という心配をします。
それに、さっきこれとは違う話題を書こうとしていたのですが、すでに別のところで読んだ内容と似通っていたために削除しました。400字近く書いていたのに、ばっさり全文消したのです。
そういう、「オリジナリティを出すことの難しさ」を、創作経験を積むほどに感じています。
一方では、ある程度既存作と被っている部分があっても、どこか一点、特に物語の核心に自分自身のオリジナリティがあれば大丈夫かもしれない。そういうことも分かってきました。
実際自分は、既存作とのある程度の被りを気にしつつ(そして開き直りつつ)も、既存作とは違った視点をできるだけ盛り込もうとしてきたり、今までにないアイディアの組み合わせを探ってきたりしました。
そうして新人賞に投稿した作品が選考対象外とされたことは今のところないため、丸パクリと認定されたことはないと思います。最終的には全て落選してきたので、残念ながら努力が実ってもいないのですが……。
先に書いたように、今の時代、他の作品と全く被らない物語を創ることは難しいです。だから、ある程度の被りは許容していいと思います。
それでも、自分自身のオリジナリティがあると思える部分は、徹底的に突き詰めること。それが現代のクリエイターにできる、精いっぱいのオリジナリティの出しかたかもしれません。
この記事が、オリジナリティに悩まれているクリエイターのかたの励みになれば幸いです。
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