命の危険がさらに身近になった時代

先日、コロナワクチンの集団接種(一回目)を受けました。

正直に言うと、接種を予約する前は、受けるかどうか迷っていました。

なぜなら、

・集団接種だと、(会場の感染対策を頑張ってくださるスタッフさんや医師のかたには申し訳ないですが)会場でコロナ感染するリスクがある

・副反応でしばらく体調が悪くなる

・単純に、接種自体にも時間を割く必要がある

などのデメリットが想定できたため、既存のワクチンが効かない新しい変異株が現れた場合、接種を受けても損するだけだと考えていたからです。

しかし、既存のワクチンによる抗体が全く効かない変異株の登場は考えにくい。そう判断したため、接種を受けると決めました。


近年は、様々な命の危険が10年前よりもさらに身近になってきたため、自分の生存のためにメリットとリスク・デメリットを秤にかける機会が増えてきたように感じます。


自分も2010年代の大半には、東日本大震災の記憶や「進撃の巨人」のブームにより、

「この世界は常に命の危険がある不条理な場所だ」

という認識を頭では持っていました。

しかし、特に東日本大震災を直接には体験していなかったため、世界の不条理を感覚的に理解したり、実際に危機管理のための判断や行動をしたりすることはほとんどありませんでした。


一方、ここ三年ほどは、記録的な猛暑や豪雨や台風や大雪などの発生頻度が増えたことに加え、主に去年からはコロナ禍が世界中を襲ってもいます。

だから自分も、最初に書いたワクチン接種についての判断以外にも、命にかかわる判断を日常的にするようになりました。

例えば気分転換や買い物のための外出をするにしても、豪雨や台風の前後なら外出しても安全かどうかを、コロナの「波」が来ている時には、外出を近所にとどめるべきか市街地まで出てもいいかを、よく悩みます。

それと、防災のための本格的な備蓄はしてないものの、ちょっとした危機管理の備えもしてます。例えば、真夏の夜にエアコンが使えなくなった場合に備え、叩くと冷える冷却用のパックを数個持ってます。また今年は、外出できない時期のお昼ご飯として、栄養補助スナックをため込むようになりました。


そんな時代がいつ終わるのか分からず、不安に襲われることもありますが、ひとまず今はまだ、自分は無事に生きてます。


読者の皆様も、このリスクだらけの時代を無事に生き延びてくださることを願っています。

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