四年前の俺とは違う
おとといの未明に、母方の祖母が亡くなりました。
祖母は生前には、自分(大沢)の実家から少し離れた家でいつも温かく迎えてくれて、遊びに行くたびに、(多分本当の実家よりも)「実家のような安心感」を覚えました。
その祖母を亡くしたことで、世界の土台が崩壊してしまったような喪失感や、「自分にも明日が来ないんじゃないか」という不安に襲われました。だから自分も、人前では小出しに泣いただけだったものの、葬儀の日の夜にはお風呂でぼろぼろ泣きました。
四年ちょっと前の初夏にも、自分は父方の祖母を亡くしていて、同じような喪失の痛みを経験しています。
その時と今回の共通点は、
・人生の新しいステージに踏み出そうとしている時に、祖母を亡くしたこと
です。
父方の祖母が亡くなった頃には、自分はブログを始めるという新しい挑戦に向けて準備していました。
そして今は、実家脱出という、さらに大きな挑戦に進んでいます。
未知のステージに踏み出す際には、いつだって不安があります。
そんな時期に祖母たちを亡くしたことが、
「限りある人生を精一杯生きろ」
というメッセージに思えるので、その痛みもまた、新しい挑戦への糧となってきました。
一方で、今の自分には、四年前の自分とは違う点があります。
それは、
・孤立無援の状態を避けていること
です。
父方の祖母を亡くした頃の自分は、やる気ない無職だと両親から思われながら内緒でブログ開始を準備していて、少なくとも継続的なサポートをしてくれる相手はいませんでした。また、日々の思いをネットにアウトプットすることもありませんでした。
つまり精神的にほぼ孤立無援だったので、「自分にも明日が来ないんじゃないか」という不安にしょっちゅう負けそうになっていました。
一方今の自分は、いろいろなサポートを得ています。
まず、心療内科のケースワーカーさんや、紹介していただいた福祉法人の福祉士さんに、実家脱出や、その後の生活や就労などの準備(これは別の機会に詳しく書きます)に協力してもらっています。それに、日々の思いをネットにアウトプットしていて、それをいろいろな人に見守ってもらっています。
だから今は、四年前よりは心細さが和らいでいます。そのため、
「今の俺は四年前の俺とは違う」
という自信を持てています。
今回は、祖母の逝去をきっかけに、自分自身の人生を振り返りました。
自分を支えてくれるいろいろな人たちに感謝を、そして生前に温かい思い出をくれた祖母に哀悼の意を捧げます。
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