実家脱出を決めた理由

いつの間にか、「なるべく早く実家脱出すること」が自分の中で決定事項になっていたため、その理由を振り返ってみました。

それはやっぱり、コロナ禍のために実家の両親と過ごす時間の割合が増えて、彼らに対する嫌悪を改めて実感したことです。


20代の頃から、自立した人間としての意思や主体性を両親にすり潰されてる感じがしていて、実家の家庭環境の息苦しさに気付き出しました。

だから20代の間にも、何度か一人暮らしにあこがれたものの、実行はしてきませんでした。


一方、個人事業主として開業してから、去年の初夏の頃までは、ずっと実家に住み続けるつもりでした。ネットでできる仕事で食べていけるなら、どこに住んでいてもいいと考えていたからです。

それに、コロナ禍の前までは、家の外でちょこちょこ両親以外の人に会って、実家でのストレスを和らげていました。


しかし、コロナが流行り出して、そのために家族以外の人とリアルで会うことを前より避けるようになってから、実家の息苦しさが改めてのしかかってきました。両親の話の通じなさ・高圧的さのために心が壊れそうなほどのダメージを受けることがあること、そのために普段から安心できない生活をしていることを、自覚せざるをえなくなったのです。

それに向き合い出してからは、自分自身の中にある、「この人たちと生活したくない」という嫌悪とも向き合うようになりました。

だから、去年のいつごろからかはっきりとは覚えていないものの、「自力で生計を立てられるようになれば実家を出たい」と漠然と思うようになったのです。

その後、きっかけの一つとして大晦日のWi-Fiルーター事件もあって(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/1177354055593175700)、今では自力で生計を立てられるかどうかにかかわらず、なるべく早く実家を出るために計画を練っています。


コロナ禍で家族と過ごす時間の割合が増えたために、絆を強められた人も、逆に改めて溝の深さを突きつけられた人もいると思います。

残念ながら、自分は後者です。


この記事が、歴史的なパンデミックの中での人間関係の記録の一つとして、役に立てば幸いです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る