愚痴ばかりの時期があってもいい

「不満な現状に愚痴言ってる暇があったら行動しろ」

そういうマッチョな意見は、たまに聞きます。

自分自身、現状を変える努力をしないまま愚痴ばかり言ってる時期が何度かあって、それを後悔したことはあります。

去年からも、家庭環境についての愚痴をネットに公開するようになったものの、今まさにそういう「愚痴ばかりの時期」にはまってるのでは? と思い悩むこともあります。


しかし最近、

「愚痴ばかりの時期があっても、別にいいんじゃ?」

とも思っています。

なぜなら、現状を変えるのはそう簡単ではないし、そういう時に愚痴も必要かもしれないからです。


例えば以下の理由で、なかなか現状を変えられない人も、少なからずいるのではないでしょうか(自分もその1人です……)。

・現状に何度も打ちのめされてきた無力感のために、現状が打破できるものだと信じられない

・心を病んでいて、現状打破の行動に出るためのエネルギーが足りない

・現状を変えたいという意欲が湧いても、具体的に何をすべきかまだ分からない

・現状を変える具体的な努力を始めたが、結果が出るまで時間がかかっている


そういう状況なら、率直に不満を吐露してもいいだろう、と思います。

なぜなら、単純に気が楽になるし、何より自分自身が何を嫌に感じているか、その裏返しとして何を欲しいか・どうしたいかという気持ちの整理がつけられるからです。


ただし、自分的に気を付けるべきと考えるのは、

・愚痴はあくまで、気持ちの整理にとどめること

・ある程度気が楽になったら、愚痴をやめて行動すること

の2点です。

それらに反して、ずっと愚痴ばかり言い続けていると、かえって不愉快さが増していって行動するエネルギーも失われてしまい、行動できなかったためにまた愚痴ばかり言い出す……という悪循環が始まってしまいます。

逆に言うと、そこに気を付けていれば、愚痴もOKだと考えています。


この記事が、愚痴りかたの参考になれば幸いです。

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