「非常識」に触れる、という頭の体操

万人が認める「正論」とは違う「非常識」に、たまには頭の体操として触れたほうがいいのでは、というお話です。


自分はたまに、読書や映画視聴などのインプットを重点的にやる時期を作ります。そういう時期には、政治経済の話などの「真面目な本」も読むことがあります。

最近もそういう時期にしているのですが、今は、

・人生や仕事の成功哲学

・政治経済についての「こうあるべき」という提言や問題提起

といった「正論」の本を読む気が、あまりしません。

人間、認めやすい「正論」にばかり触れていると、ついついそれを鵜呑みにしがちです。つまり、自分で考えたり判断したりすることが減って、思考力が低下してしまうと感じているのです。


だから代わりに先日、都市伝説をまとめたうさんくさい本を読み始めました(著者様たちの名誉のために言うと、多分トンデモとばればれな前提で、娯楽のために書かれていると思います)。

自分がそれを読む目的は、

・もっともらしい嘘を見抜く訓練

・広く知られた「常識」とは違う見かたを知って、頭を柔らかくする訓練

の2つです。

実際、論理が飛躍してる部分に脳内で突っ込んだり、事実関係が怪しい部分はすぐに検索で調べたりすることで、1つ目の訓練になっています。

一方では、世界史の中でまだ不明な部分について「そういう可能性もあるよね」という新しい見かたもできて、2つ目の訓練にもなっています。

そういう「非常識」に触れる訓練で、情報の真偽を見極めつつ、既存の「正論」とは違う新しい答えを出す思考力が鍛えられている。そう感じています。


思考力を鍛えたいかたに、この頭の体操を参考にしていただければ幸いです。

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