「好きなことで食べていく」への道半ばで
自分は個人事業主をやってるのですが万年赤字で、未だに実家で両親のすねをかじりながら生きています。
そして、さすがに最近は貯金がやばくなってきた(一応少し前、父にまとまったお金をもらいました)ため、最近は障害者雇用で働くことを考えています。
だから昨日ハローワークに行って、ひとまず相談員のかたに自分の現状を説明した後、ハローワークカードをもらってきました。具体的な求人についての相談や応募は、これからです。
正直に言うと、
・自分のアイディアや創意工夫があまり求められない仕事を、他人から決められた曜日と時間帯にやること
・そういう好きじゃない仕事を「獲得」するための努力
を思うと、息苦しさで胸がいっぱいになります。
つまり自分は本来、被雇用者として働くことがあまり好きではありません。
そのためか、正社員になれたことは一度もないし、バイトや派遣の仕事をやっても、ほとんどは長続きしませんでした。
だから「好きなことで食べていく」ために、ラノベ作家を目指したり、ブログ(以前やっていたブログも、この雑記も含みます)をやったり、他にもやってみたい事業にチャレンジしたりしてみました。
しかし、そういう世界で食べていくには、相応の実力が必要になります。
自分は一応、小説ではそろそろ食べていけるレベルに近づいてるかな……とは自負してます。
それでも、最初に新人賞向けの小説を書き始めてからもう6年半頑張ってきて、それでさえも未だに、生計を立てられていません。他の仕事については、言わずもがなです。
だから、被雇用者としての立場に戻ることに対しても、収入のために背に腹は代えられない……という思いを持ってます。
そこから思うのが、
「好きなことだけして生きていこう!」
というのは、それができる強者の特権だ、ということです。
それを実現するために必要な努力の量や期間にはおそらく個人差があるし、その実現が叶わず転落人生にはまる人の話も、時々聞きます。
だからやっぱり、「好きなことで食べていく」ことは誰にでもできることではありません。自分自身、自分も「夢破れた人」のいい例になっちゃうのかな……と、しょっちゅう心配してます。
別に、「好きなことだけして生きていきたい!」というかたを止めたいわけではありません。
ただ、そっちはそっちで厳しい道だから、相応の覚悟は必要になります。また、その実現までひとまず生活するために、好きではない仕事に甘んじる時期も必要になるかもしれません。
「好きなことで食べていく」への道半ばで今ものたうち回ってる一人として、そういう現実を語っておきます。
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