ちっぽけな人間なんです

昨日、「人類のアップグレードに貢献したい」なんて壮大な夢を語りました(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/16816452219444409477)。

ただ、そういう大きな夢を見すぎるあまり、自らの身の丈を忘れてしまう人は、たいていろくでもないことになる気がします(史実の人でもフィクションのキャラクターでも、そういう人はたまにいますね)。

それを防ぐために、今日は自分のちっぽけさを振り返っておきます。


とはいえ、何から話したらいいかな……と若干戸惑ったものの、やっぱり職業とか家庭環境とかの話がいいかな、と思います。

自分は大学院を出ていて多少高学歴なのですが、対面でのコミュニケーションや、「人の中でてきぱき働く」ことが苦手なため、正社員になったことは一度もありません。大学院を出た後、4年ほどバイトや派遣などを転々としていたものの、今から4年と少し前にはバイトさえ雇い止めになりました。

バイトや派遣を転々としていた頃にラノベ新人賞への応募を始めたり、(今のところ)最後に勤めていたバイト先を雇い止めになってからは個人事業主として開業したりするなど、「自分の力で食べていく」努力はしています。

しかし、そちらはそちらで茨の道なので、それでも未だに生計を立てられていません。


だから、30歳過ぎても、未だに実家で両親のすねをかじって生きています。その両親は両親で、一緒に生活するにあたり嫌なプレッシャーを感じる相手なので、自分はしょっちゅうむかむかしつつ、それでも彼らから自立できない自分にふがいなさを感じています。

ついでに言うと、昨日の記事では「人類を今より幸せにする新しい方法に貢献したい」と書きました。しかし、「人類」という大きくて抽象的な対象ではなく、実の両親という、自分にとってはあまり好きではない具体的な個人たちを幸せにしたいか? と言えば、首を傾げざるをえません。


さすがに今年は、再び被雇用者として働き出したり、思い切って実家を出たりすることを、具体的に考えだしました。

しかし、そういう自分自身が生きるための努力に、下手すれば今年の残りをまるまる使って、「人類のアップグレードに貢献する」という夢がまた遠ざかるかもしれません。そのことにも、もどかしさを感じています。


自分はそういう、自分1人さえ生かすことが困難で、人間的にそこまで器も大きくない、ちっぽけな人間です。

どうしてそう自嘲するのかと言うと、先日に新人賞向け小説を投稿したため、それで気分が高ぶっていたことの反動だと思います。

ただよく言えば、等身大の自分自身をさらけ出すことで、読者様と対等でありたかったのかもしれません。

だからこれからも、その日の気分によって大口叩いたり逆に弱音吐いたりする自分を、見守っていただければ嬉しいです。

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