今の自分の価値観を、10年後に反吐が出るほど嫌いたい
自分も、リアルの世相や流行りのフィクションや、あとは自分自身のささやかな人生経験の影響を受けて、価値観を変えてきています。
そのために、昔の自分の価値観を、反吐が出るほど嫌っていることがあります。
例えば2000年代(ゼロ年代)だと、
・不景気なりに現状維持されているような世相
・「ハルヒ」みたいな「変わらない日常」を描いた物語
の影響で、
「変わらない世界と現状維持の人生の中で、どうにか幸せを見つけよう」
と考えていました。
その後2010年代(テン年代)に入ると、
・東日本大震災が明らかにした、世界の不条理さ
・「進撃の巨人」みたいな「世界の不条理と戦うんだ!」的なテーマのある物語
の影響で、
「世の中は予測不可能な不条理が尽きない場所だ! だから自分の力で生きるために行動しよう!」
という風に、価値観が変わりました。
テン年代の自分は、その時の価値観こそ普遍的な真理であり、ゼロ年代の閉塞的な価値観を反吐が出るほど嫌っていました。
しかし2020年代初頭の今、
・自己責任論で救われない人たちがぼろぼろ出てきているという現実
・「ジョーカー」(バットマンのライバル、ジョーカーの誕生秘話的な映画)が描いた、貧困や周囲からの疎外が善良な人を悪に堕としていく過程
の影響で、
「落ちこぼれちゃったら頼れるサポートは素直に頼っていいし、できたらもっといいサポートの仕組みを作る側に回りたい」
という価値観を持っています。
そして、テン年代の自己責任論的な価値観を、反吐が出るほど嫌っています。
時代や人生経験の影響で価値観を変え続けることを、「柔軟な頭や心を持っていること」と、自分はポジティブに捉えています。
だから変な言いかたをするなら、今の自分の価値観を、10年後には反吐が出るほど嫌っていたいです。
この記事が読者様にとって、「頭の柔らかさ」の参考になれば幸いです。
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