両親に身体の心配をされるのが嫌な理由
今度の冬は乾燥がひどくて、自分は今月、ずっと手荒れしています。
それでひび割れだらけになった手を父や母に見られると、時々薬や皮膚科を勧められます。
客観的に見ればそれは気遣いと言えますが、それを嫌に感じる自分がいるため、その理由を書いてみます。
なぜか自分は、20代前半くらいから、主に母から身体の心配をされることに抵抗を覚えていました。
例えば顔の肌荒れがひどくて皮膚科を勧められた時や、冷え性のために冬に手袋をつけるように勧められた時などになぜかむかついて、言われた通りにするのを渋ったことが何度かあったのです。
それは、自分(大沢)の身体の心配をしてくる母や父の態度が、
・「それ辛いよねー」という温かい共感や「病院行ってみない?」という優しい勧めかた
ではなく、
・「それひどか(ひどい)ー!」という叱責に近い態度や「病院行かんね(行きなさい)!」という命令
だったからだと思います。最初に書いた手荒れに対しても同じでした。
つまり、優しく寄り添う態度ではなく、否定的な態度と一方的な上からの支配を感じたから、自分も抵抗を感じていたのだと思います。
それを嫌に感じることは、自分の恥ずかしくてしょうもないこだわりに過ぎない、と思わなくもありません。
しかし、実害はあると思います。
昔の自分は、体調を崩した時、すぱっと休む決断をなかなかできませんでした。
上に書いたように、身体の不調を両親から(たぶん、ほとんどは母から)叱責されてきたため、
・「身体を壊すなんて恥ずかしい」という外面の都合を、「苦しいから休みたい」という自分自身の本能より優先していた
からだと思います。
だから、体調が悪いまま無理にバイトや派遣の仕事をすることも、何度かありました。それは仕事のパフォーマンスを落としていたはずですし、風邪などを誰かに移したこともあったかもしれません(コロナ禍の今、特に注意が必要なことです)。つまり、周りへの迷惑にもつながっていた可能性はあります。
この話から教訓を拾うなら、
・身体を壊したら、「(素人である)他人にどう言われるか・思われるか」より先に、「自分がどう感じるか・どうしたいか」をまず素直に感じるべし(もちろん、医師など専門家の言うことには従ったほうがいいです)
・他人の身体の不調に対しては、相手の気持ち優先で気遣い・アドバイスすべし
ということが出てくると思います。
今は寒いので、読者様もお身体に気を付けてくださるよう願っております。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます