才能型主人公を書く理由

タイトルの通りです。

少なくともここ3年ほど、努力型主人公より才能型主人公を書くことが多いと感じます。

つまり、

・苦手なことや才能のなさを努力でカバーする主人公

よりは、

・いきなり異常事態に放り込まれても、そこで活かせる才能を持っているため、即戦力となる主人公

を、好んで書いています。


それは自分の中で、苦手を努力で克服した経験より、才能を伸ばしたことによる成功体験のほうが強く印象に残っているからでは、と思っています。

前者について言うと、例えば自分は対面でのコミュニケーションが苦手です。よって、就職活動をしても面接を通過できなかったほか、対面のコミュニケーションを要する仕事もうまくやれませんでした。

一方、両親によれば、自分(大沢)は幼かったころに早く言葉を覚えたらしいので、自分は言葉を扱う才能を持っていると自負しています。そして、昔から漫画とかラノベとか、他にもいろいろなジャンルの本が好きだったため、自分でラノベを書いて、一度は新人賞で2次選考突破したこともあります。

そういう経験から、努力型主人公より才能型主人公に、説得力を感じるのです。


もちろん、才能を伸ばすにも努力は必要です。また、例えばコミュニケーションなど、生活や仕事の上でどうしても必要なスキルに対しても、必要最低限できるようになる努力は必要です。

しかし、少なくとも自分の本業としては、才能を活かせることのほうが成果が出るし、何より楽しい。今までの経験から、自分はそう認識しています。


この記事が、苦手も得意もどちらも持っている誰かの気持ちを楽にできれば幸いです。

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