こぼれたミルクを嘆くのにエネルギーを使う人
先日、父に奨学金と年金保険料の一部肩代わりを約束してもらいました(https://kakuyomu.jp/works/1177354054895092612/episodes/1177354055229472898)。
それまで猶予手続きの準備(面倒で楽しくない作業なので、のろのろと何日もかけていました)をしていたのですが、それが悪く言えば無駄になったため、
「もっと早く父に相談していれば……」
と後悔したのみならず、
「自分が心を閉ざして父を信頼しなかったから、何日も無駄にする羽目になったのかな……」
という、大げさな自責の念さえ湧いてきました。
そういう、過ぎたことへの後悔にエネルギーを使う癖は、母の影響によるものかもしれません。
母は機嫌が悪いと、過ぎたことでぐちぐち怒ってくることがよくあります。
あくまで例えなのですが、自分(大沢)が床に牛乳をこぼしたら、
「牛乳こぼしたら臭いや染みが残りやすい! 別に飲まなくても生きていけるんだから牛乳なんか飲むな!」
みたいな感じで、過ぎたことの原因にさかのぼりすぎたり、
「私は忙しいのにこぼれた牛乳拭く手間かけさせるな!」
みたいに、被害者意識丸出しで不機嫌をぶつけてきたりするのです。
自分はそういう怒りかたをよくされていたので、
・失敗を恐れて挑戦を避ける
・失敗してしまった場合、素直に謝ることや失敗を挽回することより先に、言い訳することか罰を受けることを考える
など、消極的な思考の癖が身についてしまったと思います。
母の「こぼれたミルクを嘆く」癖はおそらく治らないので、母自身がそれにエネルギーを浪費し続けるなら勝手にすればいい、と思います。
ただ、それによって自分が悪影響を与えられたことは許す気がないし、その呪縛をこれからも解いていくつもりです。
同じような思考の癖を持っているかたにとって、この記事が「呪い」を解くきっかけになれば幸いです。
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