父のクチャラーぶりを改善させた話
自分は両親の人間性やコミュニケーションについては、もう改善を諦めてます。
しかし、父の小さな問題行動を改善させることは最近できたので、そこから得た教訓を書いてみます。
父はクチャラー(ものを食べる時、咀嚼音を漏らす人)で、(自宅の戸や壁が薄いせいかもしれませんが)下手をすると居間から自分(大沢)の部屋まで、かすかにくちゃくちゃ音が聞こえてくることもありました。
ただでさえ生理的に嫌な音を、そんな音量で夕食の席で聞いてきたため、父と一緒の食卓につくのが正直嫌でした。
その改善のために、自分が取った行動はシンプルです。
クチャラーが咀嚼音を漏らす原因は、口を開けたまま食べることです。
だから、(いつ頃から始めたかはっきり覚えてませんが)一緒に夕食を取っている時、父がくちゃくちゃ音を立てるたびに「口を閉じて」と頼んで、言う通りにしてくれたら「オッケー!」と、笑顔とOKサイン付きで褒めるようにしました。
正直、父と夕食を共にするたびにそれを繰り返すことを、何度も面倒に感じました。また、父のテーブルマナーを子供である自分が改善させることに、「どっちが親なのか分からん」という呆れも、正直感じました。
とはいえそれらの気持ちを表に出さず、上記の改善策を根気よく続けた結果、最近では父は、自分(大沢)が何も言わなくても咀嚼音を漏らさなくなりました。
以上のことから、身近な人の問題行動を改善させるための教訓を2つ挙げておきます。結構当たり前のことかもしれませんが……。
・具体的に「こう改善して」と伝えて、その通りにしてくれたら褒めること
・改善に時間がかかっても(少なくとも、言動に出す形では)怒らず、根気強く相手にコミットし続けること
身近な人の問題行動に困っているかたに、参考にしていただければ幸いです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます