慣れているのに、執筆に詰まる原因
自分が今書いてる長編は、新人賞向け作品では9本目です。
結構書いてきているので、手慣れないほうが難しいです。
しかし実は今、ちょっと執筆に詰まりがちです。
それは、少し前に映画の脚本術の本から学んだ、技術的なことばかり意識しすぎているからでは、と思います。
どういうことかと言うと、「この章は〇〇ページ以内に収めよう」とか「さらにその中で、〇ページから〇ページまでにこのキャラのこういう個性やあのキャラのああいう能力を描写しよう」とか「ここはこういう展開にすればページ数圧縮できる」とかいうことを考えすぎて、構成とかページ数とか気にせず、場面や文章が頭に浮かんでくるに任せて書く、ということがあまりないのです。
言い換えると、正しい技術を(最近やっと)学んだばかりなので、それを意識的に使うことに苦労しているのかもしれません。
その苦労もきっと、正しい技術を無意識で使えるレベルに到達するための修行。そういうものとして、乗り越えることにします。
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