第2話


【ま】

正夢っていうスピッツの曲。2005年のアルバム『スーベニア』に収録されていて、ちょうど小学生でCDを聴き始めた頃だったかな、今年15年ぶりくらいに流してみたのだけど、ちゃんと歌詞覚えてたことにびっくり。一曲目の春の歌もすごく好きだし、最後のみそかも良い。ていうかスピッツが良いんだな、そうだそうだ。


【み】

民族衣装が好き。ベトナムのアオザイとか、ムスリムの人たちのヒジャブとか、そこはかとなくエロティック。


【む】

無呼吸症候群に近い状態なので、改善を図っていろいろ試すようになった年。枕をしないで、マスクをつけて、鼻腔を広げるテープ貼ったり、温感アイマスクつけるとか、横向きになるとか。ちょっとずつ良くはなってきているので、継続しよう。


【め】

目がほんとうに見えなくなりつつある。要検査らしく、来年は眼科に行かないといけない。病院行きたくない。けれど視野が悪くなることは大きな損失だから、なんとかしたい。


【も】

モンベルのおかげで冬を乗り切っていると言っても過言ではない。アウトドア用品よりも日常で着るアウターの方が多い。今年は高い山に登ることがなかったら、来年は登山もがんばろう。


【や】

野球。シーズンも終わり、国際大会のプレミア12も終わり、野球ファンは何を楽しみに来シーズンまで過ごせば良いのですか、って感じ。今年はDeNA筒香とライオンズ秋山がメジャー挑戦を表明したことで、両チームとも主力かつキャプテンが抜けた状態で始まるシーズンになる。ライオンズなら1番金子2番源田とか、1番森とか面白そうな打線も組めそう。チームとしては毎年のごとく投手陣の防御率が悪いのでその辺りが改善されればリーグ3連覇は充分可能性がある。作新学院の今井くんが化けるんじゃないかなと期待してる(コントロールもいいし、ストレートも素晴らしいし)。DeNAは4番はロペスかソト。ソトがコンスタントに打てば上位に来るかもしれない。西武とは対照的にDeNAは投手力が12球団でもトップクラスだと思う。懸念事項としては中継ぎ。昨今の野球界は、あまり長いイニングを投げさせない風潮になりつつあるから中継ぎの負担が大きくなる。そこのやり繰り次第で勝敗も変わってくると思う。中継ぎということで言えば阪神は安定しているチーム。今年度きりきりまいだったジョンソンが抜けたあたりをどう補うのかな、ってところ。打線については、木浪・近本・大山など若返りが目覚ましいので噛み合えばって感じ。福留は40を超え、だんだん金本と一緒の立ち位置になってきた気がする。左打者だし。怪我に気をつけてほしい。今年に限らず、もう近年は小学生のときから知っているような名選手がどんどん引退しちゃってさ、心寂しい部分もあるのさ。華々しい引退試合をしてもらうこともあれば、そうじゃない選手もいる。最後の打席で勝負をしてもらえない選手もいる。それでも最後のマウンド、最後の打席に立ったときにチーム関係なくみんなが大歓声で後押ししているのを見るとやっぱり良いなあって感動するもの。この2、3年、パリーグTVを見出してからセリーグよりもパリーグの方が面白いなと思うようになった。昔から人気のセリーグ、実力のパリーグと言われているように(交流戦の結果を見れば言わずもがな)、パリーグはどこもチームがまとまっていて、互いに拮抗する状況になってきている。あとこれは完全に個人の趣味なんだけど、パリーグって若いイケメンが多いから楽しいのですよ。ファイターズとかね、オリックスとかね、いいんですよ。パリーグ イケメンで検索することを薦めたい。や、もちろんチームとしてもオリックスはとくに応援してる。先発・山本くんは見ててほんとうに面白い。勝ち運がついてほしい。打線の援護に期待するとともに、正捕手若月の成長を楽しみにしてる。若月もいい男。だけど山岡くんは本物。ファイターズは清宮くんと吉田くんのようなスター選手候補が伸び伸びとプレイできるようになったらいいなぁと思う。来シーズンは堀くん、柿木くんが先発ローテに入るようになってほしい。堀くんいいんだけどなあ。元ジャイアンツの小笠原がコーチになるから、打力は上がってくるんじゃないかと期待している。ジャイアンツに関しては、監督三度目の原さんがやはり台風の目だったなというシーズンになった。補強の仕方はまさにかつてのジャイアンツそのもの。生え抜きの若い高橋監督が培ってきた小さな芽を上から踏み潰すごとき選手采配だったけれど、結局それでリーグ優勝をしたわけだし、原さんの勝負勘は本物なのだろうと思う。ましてエースの菅野不調の中で成し遂げたから、来シーズン菅野が復活したら強いよね、ってところ。やっぱりスガコババッテリーの試合がファンとしては見たいわけです。そんなジャイアンツに及ばなかった、昨年まで連覇していたカープはいろいろ課題が残るシーズンになったと振り返る。中軸の丸の抜けた穴を埋めるのは容易ではなかったし、シーズン途中から好調だったバティスタ離脱も輪にかけて打線のチグハグさをもたらしたと思う。リーグ三連覇を牽引した緒方監督から佐々岡新監督に舵切りしたことでどうなっていくのかという不安はある。来シーズンはホームで観戦したいなあ。赤に染まった球場に行きたいのです。赤に近い色でイーグルス。則本、岸を筆頭に、来シーズンからは涌井が入るし、抑えだった松井くんが先発転向するからなかなか面白くなると思ってる。また長らく正捕手を務めてきた嶋が退団するから、女房役をどうしていくかが課題になるはず。ピッチャーと相談しながらじっくり進んでいけばいいなと。個人的には辰巳くん。ポテンシャルのかたまり。お手本になるバッターが多いチームだからそこについてがんばってほしい。そんな嶋が移籍する先のヤクルトは、ここもまた中軸のバレンティンがソフトバンクに引き抜かれたことでどうしていくのか気になるところ。今年は球界の未来に光を差し込むかのような村上くんの際立った活躍があったので、その前後をサポートする上位打線が重要になる。山田青木、このあたりの活躍次第。投手陣は今年ドラフト1位の星稜奥川くんが入団するので、是非ともがんばってほしい。ヤクルトはピッチャーが生命線になるところ。中日ドラゴンズはこういうのもなんだけど、パッとしないチーム。飛び抜けた選手がいる感じではなく、プロ野球界の中小企業ってイメージ。大きな連勝も大きな連敗もなくてあまり目立たない。とくに補強するわけでもなく、飢えた目をした肉食動物からは程遠い。先発の小笠原くん最近太ってるから絞ってほしい、10勝目指して。残り2チーム。ロッテはいつもチョコにお世話になってます。また来年もよろしくお願いします。大船渡高校のドラフト1位佐々木くんの加入がチームにどう影響するか見物。佐々木は千隼くんと朗希くんの二人がいるから間違えそう。野手で面白いのはマーティン。肩すごい。監督コーチ陣はそろそろ里崎さんを引っ張り込んでもいい時期じゃないかと思ったりしている。それからソフトバンク。柳田が残留表明したということは、もうあれか、結婚か。それにしてもソフトバンクはお金が潤沢な球団。そのお金がしっかり選手のために活用されていることがチームの強さに結びついている。選手のコンディションが何より大事なので。ピッチャーも多様性があるし、野手のバランスもいい。年齢も偏ってないし、まさにワンチームという感じ。デスパイネ、バレンティンが一つのチームにいるとか打線の暴力もいいところ。数年は投手も野手も安泰で、リーグ優勝の可能性が一番あるのはソフトバンクだと思ってる。中日ドラゴンズを中小企業と称した場合、ソフトバンクはホワイト大企業。誰もが憧れる球団になっているなと思う。それでも唯一、ヤフオクドームがペイペイドームになったのは解せぬけど。そんな感じでプロ野球に関する雑記。


【ゆ】

行くとし来る年。今年もいろいろあった。いろいろあって、あってほしくないことがあって、なってほしいものがあって、あるはずのものがなくて、ないはずのものがあって、なくてはならないものがなくて、あるべきものがなくて、それら全部引っくるめて、いろいろあった。ニュースがニュースに上書きされて、大事なことは瞬く間に過ぎ去って、社会はどんどん加速して、面白いものと下らないものが混濁して、困惑して、混沌としていた。この先も安定することはほとんどなくて、社会に振り回される自分は、ある程度見過ごさないかぎり、個人の自由は約束されない時代になってきた。見過ごすことで置いて行かれると、追いつくのが大変になって、その結果追いつけないしかばねとしがみついた奴隷だらけの世界になっていくようにも思うし、ほんとうに一日一日すらうまく生きれない人が綱渡りしているような世界が今現在の状況のように思う。そんな中でも、砂金をすくうように、コツコツと創作であったり趣味であったりに時間をかけて、損得に振り回されない自分を体現できるのは素晴らしいことだなと思うので、自分もそれを維持できるように頑張らないといけない。


【よ】

夜更かしを控えることが来年の目標。

身体が資本です。


【ら】

ラグビーほんとに楽しかったです。毎試合興奮して観戦できたし、どこの国どうしの試合も面白かったし、拮抗したゲームは自然と応援したくなった。ちょうど日本とスコットランド戦が台風19号が重なったときは、会場スタッフの人たちの頑張りのおかげでゲームが中止にならずに済んだし、強敵のスコットランドに競り勝ったというのが、やっぱり大きかった。だって泣いたもん。また見直そうかな。個人的にベストバウトは準決勝イングランドとニュージーランド戦。試合直前のニュージーランドのハカに対して鶴翼の陣で迎え撃つ、そんな構図がたまらなかった。筋肉はいいよね、筋肉は鍛えるもの、楽しむもの、ぶつかり合うもの。


【り】

旅行は今年のGWに四国へ。愛媛県伊予市の下灘駅にも寄ったけれどあいにく曇り空で、青く冴え渡るような景色にはお目にかかることができず。松山市の道後温泉に訪れた際は保存改修工事中だったので、新しいほうの温泉へ。過去に二回行ってて毎回そこでタオルをもらってたなぁって。しかしいつ行っても人が多いこと。高知に降りて坂本龍馬記念館を訪れるなど。今年のGWは長かったですね。


【る】

る? る、る、る。るー、るー、るーは思いつかない。


【れ】

令和が発表されたときに感じた違和感は、もはや消え失せてしまって、大正・昭和・平成・令和という四つの時代を生きている人が大勢いる。平成が過ぎるや、平成生まれはどうのこうのと詰られる世間になり、二つ前の昭和の人たちが威張り散らかしている。そんな人たちを平成生まれが尊敬するはずもなく、上下関係を重視しなくてもいい世代がようやく表舞台できらきら輝くようになってきて、そうなってしまえば置いて行かれた彼らはイチャモンをつけるばかりだから、もう終わった世代として平成生まれに相手にされなくなるのは目に見えている。令和は必ずいい時代になるよ。周りの誰かではなく、自分たちを幸せにするために令和はちゃんと進んでいくよ。


【ろ】

ロマサガのBGMを定期的に聴きたくなる。バスドラがいいよね。ウキウキしてきたら呼び醒まされた記憶とか聴いてる。


【わ】

ワイヤレスイヤホンにしてから約1年。今が3代目のAirPods Proで、ノイズキャンセリングがついているから外部音が気にならなくなった。耳栓代わりにもなるのでずっと持ち歩いている。今年買ったものの中ではiPadの次に満足度が高かった。ていうか、今年だけでiPhone 11 pro Maxにしたり、iPad Proを買ったりApple製品をどんどん揃えつつある。一時期、Apple Watchにも手が伸びそうになったけれど、この間電車の中で付けてる人を見た途端に魅力を感じなくなってしまった。


「を」と「ん」はないので、これにて2019年の振り返りはおしまい。

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2019年を五十音で振り返るなど 瀞石桃子 @t_momoko

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