デート


「はぁ、、、、」

布団のうちがわでごろごろと転がる影誰あろう結である

「告白されちゃった、好きだっていわれちゃった男としてお前が好きなんだ

きゃーーーーー

いいなぁ、いいなぁ、告白されちゃったよ、それも、もう、もう、もう、

海だよ、海テンション盛り上がるよね、ね

あーーもう、どうしよ、、、明日何着ていこうかな


制服?じゃ味気なさすぎるし、いや、やっぱ男らしさアピールで」

ーースーツとか

「んーー、、、ネタ系にしてみるか」


当日

「お待たせ~」


ベージュ色のネックレス、アイシャドーでまつげをカールさせて

少し明るい色の、化粧ををほどこしハイヒール(姉の)ちなみに姉

「-うんうん、男できたんかなら、これかしてやる」

さすが、15も離れてると妹の精神おあまり知らないにもほどがあった

(実際、たまにしか帰ってこない)


それと、ふんわりとしたワンピースをきた

「お待たせ、まった」

「ううん、全然、まってない」

「じゃいこっか」

「うん」


ーー昼が近いということでレストランへ

ファミリーレストランで、うどんを頼む結

「なんでも食べていいからね」

とはいわれたものの自分の分は自分で払う気だった

まぁ、おごってもらえるのならそれでいいんだけど

(なんせ、それでもめるのが一番よろしくない)

いつも、おごってもらうのを当然だと勘違いするのだけはごめんだった

「それなら、クリームシチューで」


(会わないわーこの人とー)

とは思ったが、主に洋風か和風かで

ドリンクバーでジュースを二杯おかわりするころには忘れていた

「美しいね」

むせる

「ああ、ごめん大丈夫」

「らいひょうぶ」

ーーいきなりどうしたである

っていうかこの男女の扱いに手慣れてる(まぁ、男だけど)と思いきや

「君の花嫁衣装はもっとすてきになるだろう、、、いや、おもしろく、かな?」


「すいませんね、見てくれに自信のないタイプでして」

それは事実ーーというか自分の美貌とやらでかわいいなんていってもらえるのは

身内ぐらいなものである

顔面格差ーーその、残酷なまでのヒエラルキーを体感した彼女の自分の美貌は

中の下くらいである


「ふふ、そんなことないのに、それにおもしろいならいいよーーどれだめぶすでも

どれだけイケメンでも、おもしろければね」

いただきます、と両手を合わせクリームシチューをすする


ーこの男とキスしたんだよね

ーーつまりそれって「ホモ」ってこと


ホモ、そんな言葉が脳内を踊る

いや、まぁ「男」としての感覚はあるのだが、なんというか女があこがれる女とはちがうというか

男勝りでないというか

草食男子系というか、まあ草食男子ではないのだが

性格がそんなんだけに、男とカミングアウトするのも問題である


唇をちらりと見る

ーーキスしたんだよね、キス

そのとたん昨日のキスを思い出す

(んんんんんんんー!!)

「まぁ、いいそれより僕が行きたいところに付き合ってもらうよ

ドレスショップだ、ああいや、ウエディングドレス、じゃなくてーー「呉服屋」だ」


「呉服屋」


どうやら、彼のお金で白無垢を選ぶことになるらしい

ーー3番目のしろむく、きみに決めた、とここまではいいが


「あのー、、、結婚式っていつするんですか」

「明日、、、君のご両親にあえるかな、、、ああいや、君の余裕のある日でいいんだ

とにかく、あいてる日があったら教えてくれよ」

「はい」



そのの夕方

件名、先に俺のところへ来い

というメールが届いた

先に俺の両親のところへ行くぞ

ーー駅まではわかってるな、というものだ

「、、もう、そそっかしいんだから」

とはいえ、悪くはない

じぶんを引っ張っていってくれる人

それは今まで時分にかけていた部分であったから素直に了承した

「了解、駅でまってますね」


「ああ、わかった」

メールがかえってきた、とりあえずその日は寝れなかった

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殺人協定 暇の三 @13222uygu

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