私が異世界物を書く理由
『四の五の言わずに目上の人間を尊敬しろ』って考え方、いったい、どこから来たの? 誰が作ったの? それを唱えた人は、本当に、『どんなロクデナシでも年上なら無条件に尊敬しろ』みたいなことを本当に言ったの?
『四の五の言わずに目上の人間を尊敬しろ』って考え方、いったい、どこから来たの? 誰が作ったの? それを唱えた人は、本当に、『どんなロクデナシでも年上なら無条件に尊敬しろ』みたいなことを本当に言ったの?
世の中にはいるよね。もうすでに安全に自動車を運転する能力も失われてるのに、
『自分は事故なんか起こさない』
とか、根拠のまったくない謎の自信を持ってる人。
身体能力的にハンデがあっても、そのハンデを正しく理解してその上で安全運転を心掛けるならまだいいと思うんだよ。なのに、安全に自動車を運転する能力がない上に信号すら自分の都合で無視していいと考えてるとか、意味分かんない。
青信号の横断歩道を歩行者が渡ってるのにそこを突っ切っていく自動車とか、何考えてんの?
で、結果として事故を起こす。しかも、その事故を起こしたこと自体を、自分の責任だと認めない。
こんなのが<大人>だって言うんだよ?
そんな大人をどうやって尊敬すりゃいいの?
大人なんだったら、
『今の自分には安全に自動車を運転する能力がない』
という現実にちゃんと向き合うべきなんじゃないの?
ネットで誰かを追い詰めて自殺させたりしたら、その事実とちゃんと向き合うべきなんじゃないの?
でも、実際にはどっちも自分の責任さえ認めようともしなかったりする。
こんな<大人>を尊敬しろとか、私は言えないよ。
目上の人間だからって、ただちょっとばかり先に生まれただけで尊敬しろとか、意味分かんないよ。
そう、『先に生まれた』だけなんだよ? それは自分の<能力>でもなければ<努力>でもない、ただの<事象>なんだ。それを尊敬する理由って、何?
この、
『四の五の言わずに目上の人間を尊敬しろ』
って考え方、いったい、どこから来たの? 誰が作ったの? それを唱えた人は、本当に、
『どんなロクデナシでも年上なら無条件に尊敬しろ』
みたいなことを本当に言ったの?
途中で誰かが自分に都合いいように改変したってことはないの?
私はむしろそうだった方が合点がいくよ。
他人のことを敬ってもいないクセに、
『自分のことは敬え』
とか言っちゃう大人や、
『物を大切にしろ』
と言いつつ子供の持ち物を壊すような大人をどうやって尊敬しろって?
『大人を尊敬しろ』
って言うんだったら、まず、大人が、
<尊敬するに値する人間>
になるべきでしょ? その努力もしないで、ただ先に生まれたからってだけで尊敬してもらえて当然とか、どんだけ甘やかされたいの?
そんな考えだから、
『<尊敬するに値する人間>であろう』
と努力しないのが、
<大人のフリをした、ただ歳を取っただけの子供>
として野放しになるんじゃないの?
本当にそれでいいの?
少なくとも私はそれでいいとは欠片も思わないんだけどね。
だからさ、努力するんだよ。
<立派な大人>にはなれなくても、尊敬まではされなくても、せめて自分の子供には信頼される人間であろうとさ。
たとえ、<ロクデナシのダメ人間>でも、せめてダメなりにダメな自分を自覚してそれと折り合う努力を見せる形でさ。
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