私が異世界物を書く理由

いや～、今回もまったく売れそうにもないのを思い付いてしまったな。基本、読者とか視聴者とかってのは、＜スカッとする話＞は好きだけど、＜耳が痛い話＞は嫌うからね。

いや～、今回もまったく売れそうにもないのを思い付いてしまったな。

基本、読者とか視聴者とかってのは、

＜スカッとする話＞

は好きだけど、

＜耳が痛い話＞

は嫌うからね。

だけど私は思うんだよね。

『スカッとする話がこんなに流行ってるのに、それが正しいことだとみんな思ってるみたいなのに、どうして『世の中は悪くなる一方だ』みたいなことを言うのがいるんだろうね？』

ってさ。

つまり、＜スカッとする話＞を正しいと信じてること自体に落とし穴があるんじゃないか？　ってさ。

で、考えてみるんだよ。

『スカッとする話って、結局、それを実行できるような人は本当に一握りだからこそ、誰かが自分の代わりにやってくれたのを見ることでスカッとするってことなんだろうな』

って。

そして、＜耳の痛い話＞は、図星だからこそ耳が痛いんだろうな。てね。

だってまったく見当違いな話だと思ったら、反応するのも馬鹿馬鹿しいじゃん。

少なくとも私は、本当にどうでもいい話だったら関わる気にもなれないし。

私が同じ話をしつこく何度もするのは、大事なことだと思ってるからだよ。

他人がそれに耳を傾けてくれるかどうかは問題じゃない。私自身が、何度も自分自身に言い聞かせなきゃいけないことなんだ。

他人を貶して馬鹿にして見下して蔑んで嘲るなんてことをしてる暇があるなら、自分が幸せになるにはどうしたらいいか、自分の子供達が不幸にならないようにするにはどうしたらいいか、考えたいんだよ。そのためには、他人を攻撃してる暇なんかないんだ。

そんなことをしてる間にも、貴重な時間は失われていく。

他人から不幸がもたらされるのは嫌だけど、自分からわざわざ不幸を作るのはもっと嫌。

他人を攻撃してて自分が幸せになれるとでも思ってるのかなあ？

私がこんな風に言ってることですら、『ムカつく！』と感じて攻撃してくる人はいるんだよ？　なるべく罵るような言い方にならないようにと思っててもさ。

それでも不快に感じる人はいるんだから、最初から嘲って罵るのを目的してたら、自分から恨まれに行ってるだけじゃん。

実際、ネットで誰かを袋叩きにして自殺に追い込んだ人らは、他人からどう思われてる？　

もしかしたら中には、

『よくやった！』

とか思ってる人もいるかもだけど、そんな風に思ってる人も合わせて、普通は良く思われないんじゃないかな？

そんなことで、信頼できる人が自分の周りに集まると、本気で思うの？　自分にもし利用価値がある間なら、例えば経済力とか権力とかを持ってる間ならそれを目当てにする人はすり寄ってくるかもだけど、もし状況が変わってそれらを失ったら、どうなるのかなあ？

ま、そういう人達は、

『自分が経済力や権力を失うなんてことはない』

って思ってるかもだけどさ。