なんに転生しようかな
で、なんに転生しようかなというのが目下の悩みの種なんだけど、いや、マジで何にしようかなあ。
ヘビ、トカゲ。
う~ん、この辺りはそれこそ神話の時代からあるよね。確か。
鳥。
これも神話とかにもよく出てきそうだし、キャラ的にインパクトが低い気がする。
魚。
さすがに舞台が限定されすぎるかな。水中縛りになるだろうし。だったら、『サメに転生して魔法で空飛んで』……って、よくある<サメ映画>じゃん! いや、『空飛ぶサメに転生した人間視点で書いてみる』ってのは、ちょっと面白そうかなって気もするけど。
無生物。
も、結構いくつもパターンが出てるよね。
ってか、この場合、やっぱり、
『なってないもの』
を探すべきなのかな。
でもなあ、普通に思い付くものは一通りやりつくされてるだろうし。だからってあんまりネタに走ってもなあ。
すでに使われてるパターンで、とことんリアルな描写に拘るっていう手もあるっちゃあるけど、<リアルな描写>ってウケないんだよね。
まあ、これは単に『私が書いてみたいもの』ってことだからウケなくても別にいいんだけどさ。
個人的に書いてみたいのは、<クモ>か<ゴキブリ>なんだよね。
ただ、クモはそれこそアニメ化もされた有名なのがあるし、となるとゴキブリかなあ。
ああでも、先に挙げた『空飛ぶサメに転生した人間視点で書いてみる』ってのもやってみたいかな。
それを書くとしたら、まず第一に、
『徹頭徹尾、サメのままで』
を重視したい。
商業的にはどうしても主人公は人間やせめて人間の姿をしてることが求められるみたいなんだよね。読者の側の感情移入とか自己投影的な意味で。
だけど、商業的なことを考えなければ、
『サメに転生した主人公の戸惑い』
だけじゃなくて、
『サメとしての本能と人間としての感性との葛藤』
とか、
『サメでもない人間でもない、オンリーワンかつ孤独な生を主人公が受け入れていく過程』
とかを描くっていうのもアリかな。
やっぱ、エンターテイメント的な盛り上がりとは別に、<創作>なんだから、リアルにはできないことを追求するっていうのもアリだと思うんだ。
サメでもない人間でもない存在として生きていくことを決心するなんて、リアルじゃ絶対に経験できないことだしね。
もっとも、そういうの自体は、これまでにもあった気がする。望まずサイボーグに改造されて、でも人間には戻れなくて、悪の組織と戦いながらサイボーグとして生きていくことを受け入れていくっていう有名な漫画もあることだし。
だけど、うん、これでも考えてみよう。
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