今も元気でロボ小説をやっている

 少し遠出をしていた。


 今はカクヨムを去った同好の士の小説を読みに行っていたのだ。


 居場所は変わっても、創作意欲は衰えず。


 少々趣向を変えて、お読み頂ければ幸い。



Dariusダライアス Reportレポート』作・躁兵そうへいワールド制作委員会

https://novelup.plus/story/457153025


☆ロボ好きの方、読んで頂けたら幸いです。


〇作品概要

 自由都市同盟冒険者組合所属の機操兵技師、ダライアス・アームストロング。彼が製作する機操兵には、必ずと言ってよいほどに何らかの新機軸の機構が組み込まれている。

 さあ今回の実験機は、いったいどの様な物なのか。そしてそれを扱う操手たちは、どの様な者たちなのか。ダライアス・レポート、どうかご覧あれ。


〇祖父江のレビュー


Title:これでも意外とツッコミキャラ。夢追う躁兵開発者ダライアスと愉快な仲間たちの日々。


 ロボット×冒険者。魔物も出るし戦争もある。ごった煮盛りだくさんな世界観の連作短編集です。


 主人公はダライアス・アームストロング。


 最強の古操兵(古代兵器的な?)『ヴェイルー・ヌ・ザアンティス』を超えるべく、日夜研究と開発と冒険を続けます。


 性格は、はっきりいって研究バカで、言葉に表も裏もツンもデレもないですが、どうにも憎めません。


 時間が経つとデロデロの異臭を放つ生体兵器を作っちゃったり。

 偶然乗った古代兵器に組み込まれた人造人間に見初められて押しかけ秘書になったり。

 開発の材料集めで冒険に行ったら、また少女型の人造人間を三体見つけちゃって実質養女になっちゃったり。

 一言喋るだけでスナック菓子みたいにポンコツがポロポロ零れる女騎士が「たのもぉー!」と家の扉を壊して突撃して来たり。


 最初はとんだマッドサイエンティストかと思いきや、さてもさても苦労人でツッコミキャラでもあることが判明します。

 まぁ、それはそれとしてちゃんとマッドはマッドなんですが。丁寧か。


 個人的には、File6「足なんてキャタピラです」のエピソードが好きです。


 若い頃、躁兵の才能(躁兵を動かすには魔導炉と呼ばれる機構を動かす多少の才能がいるという設定)がないと諦め、工事現場で重機の運転技術者をしているオッサンの、汗と加齢の匂いが迸る、遅れてきた青春の物語でした。


 その他、すべての短編に、ロボへのあくなき愛と夢とロマンが詰め込まれています。あとギャグ。担い手は主にポンコツ女騎士。


 ぜひ、この世界に一度浸かってみてください。


〇作者と、サイト移籍の顛末について


 作者はいわゆるガンプラ同好会の有志たち。


 戦闘ロボットを躁兵そうへいと称し、黄昏の時代を舞台にしたロボと魔法の物語を、シェアードワールドとして展開している。


 ―――それがいけなかった。


 カクヨムは、複製アカウントと複数人でのアカウント供用を禁じている。


 あと、二次創作的な部分もあるので、いろいろと危ない橋を渡っていたのだ。


 その上で、代表がカクヨム運営からの是正勧告メールをシカトしていたという痛恨の凡ミスを犯し、めでたくアカウント凍結と相成った。南無三である。


 その後、ハーメルンやその他二次創作サイトを流浪してようやくたどり着いた安住の地が、リンク先の小説投稿サイトだ。めでたしめでたしである。


 さて、ようやく小説についてだ。


 今回紹介した『ダライアス・レポート』は『躁兵ワールド』においてはロボとはなにかを突き詰める連作短編集であり、その手のマシンが好きな方には好まれる作品だろう。


 よりストーリーを楽しみたい方は『Glorious Saga』などが面白いかもしれない。


 いずれも、我々のいる時代が一度滅び去った後の、砂煙るポストアポカリプスでハードボイルドな世界だ。その手のロマンに耽溺する精神的小学五年生たちには強くお勧めできる作品である。


 アカウントが凍結されると、当然祖父江の書いたレビューも消えてしまう。


 当日記を始めたのも、せっかく書いたものをこちらで保存しておきたいという手前勝手な欲が半分を占めている。


 たまに、読んでもいない作品に適当な評価をばら撒き、複製アカウントでレビューを水増しして人気作品のランキングに躍り出ようとする不届き者もいるが、そんな連中はどうせ一本当てたところであとが続かないので放っておけばよいと思う。


 今回は、まったく悪意のない不幸なケースであったので紹介した次第だ。


 何はともあれ、ズルや嘘なく書き連ねていこうではないか。実直な創作活動は実を結ぶ、かどうかは不明だが、作者にとっては糧になるはずだ。



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