第2話 いざ、冒険の世界へ!

ひょんなことから俺は異世界に来てしまったのだが、やはり異世界召喚と言えば魔王討伐など数多のクエスト、ダンジョン攻略が定番だと言える。


夜刀「ここはどこなんですか?」


女性「ここは始まりの町周辺の洞窟です!」

「この洞窟を使いあなたをお喚びました!」

「召喚にはこの洞窟のような空間が必要なのです!」

「この洞窟は始まりの町から近いので私たちはここで召喚の儀式を行います!そして、この洞窟の名前は(サモンスペース)と呼称しています!」



サモンスペースってダサすぎな。

心の中で笑い転げる(笑)


それにしても始まりの町か。

ここである程度の武器やら装備やら揃えて、いざ、冒険の世界へって所か!

いいねぇ、


夜刀「なぁなぁ、俺はこの世界で何をすればいいんだ?」


女性「ふふふふ、それは決まっています!」


おお、来たと、胸を高鳴らせた俺

やっぱり魔王討伐がメインクエストだろ。と、


女性「スライムを倒して欲しいのです。」


うんうんと頷くおれ。


夜刀「ん、ちょっと待てよ、」

「今なんておっしゃいました?」


なーんか、変なことを聞いてしまったのでもういちど聞き返した。


夜刀「俺はこの世界で何をすればいいのですか?」


女性「だから、スライムを討伐して欲しいんです!!!」


プンスカとちょっとイラついた美少女なかなか萌える!!!


夜刀「なんでスライム。。。」


んんん、スライム?あの雑魚モンスターの?

あんなのそこら辺に落ちている木の棒でも簡単に倒せてしまう雑魚中の雑魚やないか。


夜刀「あの〜、スライム討伐すればいいのですか?」


女性「その通りです!」

「そのためにあなたをお喚びしたのです!」


何を言っているのだと心の内で蔑みながら、溜息を吐いた。


夜刀「俺はてっきり、魔王討伐してくれって願いで異世界に召喚されたのだとばかり思ってたんだが?」


いや、普通はそうだろ。

なんだ、スライムって蹴り入れて終わりやないかあんなの。


女性「魔王?魔王はダメダメですよ。」


なぜ?と、問い返す。


女性「魔王はスライムにビクついて魔王城から出てこようともしないんですから(笑)」


色々とおかしすぎる。

どこの世界に魔王より強いスライムがいようか。

なんだこの世界、、、


夜刀「ん?ちょっと待てよ。」

「なんで、魔王はスライムを怖がる理由があるん

だ?」

「一応仲間じゃないの?」


普通に考えて魔王とその配下のモンスターは仲間同士。

一緒に勇者や冒険者を滅するのが正しい。

なんでだ?


女性「あー、それですか。」

「魔王とスライムは仲が良く、いつも一緒だったのですが。」

「ある日、魔王がスライムの好きだった、花や動物を魔法で焼き払ったことから2人は仲違いしてしまったのです(泣)」


いやいやいや、どこの世界に花や動物が好きなモンスターがいるんだ。

そこは、この世界を支配しようと木々を枯らせ人間や動物達を亡きものにするのが魔王そして配下であるモンスター達ではないか。

言いたくはないが、花や動物を焼き払った魔王はちゃんと魔王職を全うしているのに賞賛したい。。。


夜刀「それで仲違いしたって訳か。」

「でも、なんで俺なんだ?」


と言うと? と言う顔でこちらを覗き込んでくる女性


夜刀「今さっき、きた俺よりも長年冒険者やってる人達の方が遥かに実力も経験も上じゃないか。」

「俺じゃなくても良かったのでは?」


女性「あー、それのことですか。」

「あちらをご覧下さい」


と、彼女に促され彼女の後ろに広がる大草原を見渡した!

凄まじい程に大きく、豊かな場所だと思った


夜刀「すげぇぇ、でけぇぇ」

「ん?ん?ん?」


俺は何かに気がついた。見てわいけないものを見た気がした。

草原の奥に大きな影がみえる。なんか、見覚えのあるシルエットだし、でも、デカすぎる。あれってまさか、、、


夜刀「ねぇねぇお姉さん。」


女性「はい!何でしょう^^*」


いやいやいや、ニコっじゃねーし。


夜刀「あれってどう見ても、どう見ても」


女性「はい、スライムです^^*」


やっぱりかァァァァぁぁぁぁぁぁ

デカすぎね?何あれ?最初巨大なウ〇コかと思ったよ?この世界の巨龍が産み落としたウ〇コかとおもったよ。

でも、ぐにゃぐにゃ動くし。スライム確定やん、


夜刀「アレを倒せと?」

「魔王より強いんですよね?」


女性「はい、魔王より強いです」


いや、俺勇者じゃないし。駆け出し冒険者だし。

スライムどころか魔王すら倒せないと思うし。

ん、まてよ。待ってくださいよ。


夜刀「ねぇねぇお姉さん。」


女性「なんでしょうか?^^*」


夜刀「ここって始まりの町周辺の草原ですよね?」


はい、そうですと、応える


夜刀「なにゆえ、魔王より強いスライムがここにいるのですか?💧」


女性「それは、ここが冒険者を召喚する唯一サモンスペースがある場所なので、召喚された冒険者をここで消してしまおうと言う考えらしいです。(笑)」


笑い事じゃないし。俺殺されちゃうわけですけ?ここで(泣)

スライムもスライムでなんでそういう事言っちゃうかね。逆に恐ろしいわ。


夜刀「それでも、倒さなくちゃならないんですよね?」

「だったらやっちゃいましょう!」

「早く装備やら色んな物を揃えてスライムなんかけちょんけちょんにしてしまいましょう!」


と、俺は意気込み高ぶらせた、冒険者らしいセリフをペラペラと述べた!


女性「分かりました。それでは町へ向かいましょう!」

「町へ着いたらギルドへ行き冒険者認定証とステータスプレートを貰いに行きましょう!そこで、あなたの実力がわかりますから!^^*」


ま、色々あったけどやっと冒険者らしいストーリーが始まろうとしている!


女性「さっ、行きましょ!」


夜刀「うん!行こう!」

「と、その前にまだ自己紹介がまだだったな。」

「俺は海老澤 夜刀 夜刀って呼んでよ。」


あなたは?と問いかける


女性「私は、シノア。」

「シノア・イン・フォード」


なんて、萌え名前なのだ。胸きゅんが。やべぇ悶絶する。


夜刀「シノアか、いい名前だね!」

「よっし、それじゃ、冒険のセリフをへレッツラゴー!!」


シノア「ゴーーーー^^*」


俺とシノアはスライム討伐の為、装備品などを揃えるため始まりの町へ向かうのであった!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ヒキニートが異世界で生きていけるわけがない! レンレン @1r1e6n7

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ