第13話 天之馬ト地之犬

そして、二人は、今までの幸せを

語り合いながら静かに何度も

太陽が地に潜っては、

また昇っていくのを眺めていた。




ある寒さが厳しい夜に二人は身体を寄せ合って眠った。

静かな夜だった。

天の星が降ってきた…と二人は思った。

白い、冷たいものが二人に降り積もっていた。




ああ、これで、二人は天の星になるのだと思った。

そうして、二人は静かに目を閉じた。




天之馬ト地之犬

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天之馬ト地之犬の話 もりさん @shinji_mori

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