第12話 選択の意味
僕は、君との素晴らしい音楽のような人生を死んでも忘れない。
この枷となる身体に縛られない、自由な魂になったら、
君と一緒に駆けよう。
魂だけになったら、君にまた会いに来るよ。
天之馬は、地之犬の、
その柔らかい茶色の毛、
あたたかい身体、
やわらかいおなかが大好きだった。
その身体が消えてなくなることを思うだけで
体の一部がもぎ取られる思いがした。天之馬は、地之犬の、
その柔らかい茶色の毛、
あたたかい身体、
やわらかいおなかが大好きだった。
その身体が消えてなくなることを思うだけで
体の一部がもぎ取られる思いがした。
天之馬は、
その場所を動こうとしなかった。
地之犬といっしょに、
その場でいつまでもいっしょに身体を寄せ合っていた…。
二人は、それだけでしあわせだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます