眠れない夜
眠れない夜だった。布団をどけて、水を飲む。嫌な想像が頭を駆け巡る。
自分は孤独かもしれない。父も母も友人もみんな他人なのではないか。自分は人生の主人公であって、それ以外は他人なのでないか。そう考えると誰のことも信用出来なくなる。
怖い。
その一心だった。ここまで眠れない夜があっただろうか。孤独感で心が埋め尽くされる。今までの思い出も何もかもを押し出して、心を支配する。
結局その日は眠ることが出来なかった
壊れる 瑞海怜矢 @arrowlight47
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