第2話 冒険者ギルド
「それではこの冒険者カードを受け取ってください。 するとあなたの初期ステータスが表示されます。 初期ステータスはなれる職業が決まる大事な数値なのでよく見ておいてくださいね」
お姉さんは俺に冒険者カードを渡す。 俺がお姉さんから受け取ると冒険者カードが眩い光を発した。
……やがてそれが収まると俺の手元にある冒険者カードの色が変化し真っ白だったのが銅のようなものになった。
そしてカードには俺のステータスが書き加わっている。 そこにはこう記してあったーー。
Lv1
HP100 MP320
攻撃力15 防御力14 素早さ50 魔力450
俺はステータスを見てもこの世界の平均的な数値が分からないのですごいのかどうか分からない。 なのでお姉さんに聞いてみることにした。
「あの……これは強いんですか?」
「えっ⁉︎ 何ですか‼︎ この数値は……」
「すごい方何ですか?」
「ええ……初期ステータスの時点で既にMPが300を超えていますし、魔力はそれより上の400越え‼︎ 久しぶりにこんなすごい方を見ました‼︎」
お姉さんはかなり驚いている。 どうやらすごかったようだ。
よし‼︎ ここまでは異世界の王道展開だ‼︎ この後は最強の職業について俺TUEEEの限りを尽くし、さらにその後には美女達に囲まれたハーレム状態の俺がいる‼︎
「それでは職業を選んでもらいたいと思います‼︎ あなたはMPと魔力が異常に高いので魔法系の職業ならば、ほぼ全ての職業に就くことができる筈です‼︎」
「それじゃあ、早速職業を選びたいんですけど」
「では、冒険者カードに指を当てて下さい‼︎」
そう言われ俺は冒険者カードに指を当てる。
すると、冒険者カードに俺の就ける職業が表示された。
表示されたのにはこう書いてあったーー。
職業候補
《呪術師》
表示されたものを見て俺は困惑する。
そうーー表示されたのは呪術師ただ一つだったのだ。
呪術師という文字から読み取るに呪いを操る職業だろうか。
異世界最強呪術師 〜どうやら仲間を呪い殺してしまったようです〜 aro @ryota2006
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