第57詩 わたしのための道

いつも何処かで迷っていた

本当にこれで良いのか、なんて答えが出るはずもないのに

誰かの助言を貰いたくて

誰の助言も欲しくなくて

提灯の明かりすらもない暗闇を歩くような気持ちのままで

迷い続けて生きてきた


わたしの人生は誰のもの?

あなたの人生は誰のもの?

わかっているはずの解答は、いつもこの腕をすり抜けていく


そう、わかっていたんだ

わたしの人生はわたしのもので

あなたの人生はあなたのもの

例え誰が近くにいたとして

道を選ぶのは自分自身

選択するのは他者ではなく

助言に従う選択をした自分自身

それが善か悪かなんて、そんなものは存在しない


あなたが選ぶ人生で

そこに他者の感情なんて関係ない

誰かに嫌われるとして、全員に好かれる可能性なんてないんだから

同時に、全員に嫌われることを恐れる必要なんてない

そんなこと、あり得ないんだから


あなたはどうしたい?

他者ではなくて、あなた自身が何をしたいかを考えて

その言葉を見付けた時、きっと道が見えてくる

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