第39詩 押し込む想い
愛されたいと願うことも
愛したいと願うことも
それを言葉にすることも出来なくて
苦しい胸の内 誰かすくってくれませんか
何気ない日常に ぽつんと投じられた波紋
人と人とのかかわり方は きっと簡単に変わってしまう
恋人ができた そうはにかんだきみ
よかったね 微笑むわたしは笑えているだろうか
何も変わらない 何も変えない いつもと同じ時間が流れる
それでもふと きみの方を見てしまうんだ
きみが見つめるその先に あの人がいるとわたしは知っている
誰も知らないわたしの秘密 打ち明けないわたしの秘密
これは 墓場まで持って行く
好きな気持ちは置いてきた
あの日あの時あの場所に
幼い気持ちと幼い願い
届くことのない 手紙を添えて
心の傷は癒えないけれど
涙はそっと 胸の中に押し込んだ
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