第2詩 いきること

明日を信じて歩みだしたぼくらの旅路は

一体何処へ向かうのだろう


ずっと思っていた

未来は明るく輝くと

無条件に

でもそれは 現実ではなくて

ふと 立ち止まった


きみにしか描けない 新しい人生という物語

それを探せと言われても

どうせ ぼくなんてと 声が聞こえる


誰かが言ったたった一言が

ぼくのこの先に何をもたらすのか

それは誰にもわからない

だから


社会の荒波が 無慈悲にぼくを翻弄する

涙は枯れて 笑顔は凍り付いて

今 何が残るの


それでも と誰かが言った

きみは生きるしかないのだと

いつか出会う よかった に会うために


無条件な幸福は 心を満たすことはなく

きれいごとでも 認めてほしい

きみは……

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