第24話 寵愛の小づちLevel Max
息子の死体は酷いものだった。奇麗だった顔は溶かされて足元に濁った水溜まりを作り、両手は炎で焼かれたのか炭化していた。
下半身は何度も犯された跡が残っており、陰部は鉋のようなもので削りとられて空けられた腹の中に詰め込まれていた。
理解できなかった。自分は奪う側の人間で決して奪われる側に回ってはいけないのだ。
呆然とする中、後ろから肩をたたかれる。
振り向くとそこには昨日まで暗い顔をしていた住人たちが余裕を持った顔で立っていた。
そこに至って、妻がどこにもいないことに気づいた。
ウェポンストーリーズ 白と黒のパーカー @shirokuro87
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