第23話 寵愛の小づちLevel 2
最初はだれの仕業か知られることはなかった。夫である大工が証拠を消して回っていたのだ。
日常は善き隣人を演じ、恐怖と悲しみに打ち震えるほかの住民を慰めた。
殺しているのは自分の妻で、その理由は息子である。
奪うことはあれど奪われることはないと理解しているからこその余裕であった。
次の日に息子が町の広場で無残な姿で見つかるまでは。
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