チャップリン2

まえにチャップリンについて書いたとき、彼は三つの映画を作りたいと言ったと書いた。「ハムレット」と「ナポレオン」となにか。


「キリスト」だったとわかった。

淀川長治さんが言ってた。

全盛期のチャップリンだったらどれも名作になったと思う。


ナポレオンは、衣装を着てスチール写真まで撮ってたんだね。

すごく似合ってる。

奥さんのジョゼフィーヌ役はスペインの歌手ラケル・メレー。

チャップリンはメレーの雰囲気が大好きで、「街の灯」でも彼女の「LaVioletera」を借用してる。


チャップリンが撮ろうとしていたナポレオンの話はウィキペディアによると、


ナポレオンが影武者と入れ替わってセントヘレナ島を抜け出し、市井の教師ナポレオンとなって革命に参加するも、島に残した替え玉が死んで、最後は悲劇的な結末を迎えるというものであった。


うん、これ2001年の映画「帽子を脱いだナポレオン」だ。

原案チャップリンって書いてあったかな?


そういえば手塚治虫のブラックジャックに鳥になる女の人の話があった。

異様なオチで雑誌で読んだときに驚いたけど、単行本に入ってなかった気がする。

あれもチャップリンが元ネタだよね。

彼が死ぬ前に撮る予定だった「フリーク」

ウィキペディアによると


南米アルゼンチンで翼を持った少女が発見された。少女は「サラファ」と名付けられ、サラファは大都会に連れてこられ、世間から「人か?鳥か?天使か?」という興味の対象となり、また検疫の対象にすべきと主張する人物らによって方々で追い回される。ついにはサラファを教祖にした新興宗教の設立をもくろむ誘拐犯まで現れる。やがてサラファには悲劇が待ち受けていた。


実物がない映画って夢が広がるね。

素晴らしい映画になったかもしれない。

ここは手塚治虫ばりに、自分で描いてみようかな。

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