ゴミ

ゴミってやつが好きなんだ。

役に立たないものが、お、これ使えるじゃん!

ってなった時の快感。


あるとき、ペットボトルのキャップと汚れた練り消しゴムが役に立った。

どっちも捨てようと思ってた。

使用済みの引退した小物。

だけどそいつらは突然脚光を浴び、今も役に立ち続けている。

目的があって作られて、その用途で使われているものより、ずっといいよ。

使う人間の工夫とセンスが感じられてさ。


だから君もきっと何かの役に立つといいなと思うんだ。

一見あんまり役に立ってない人だけど、

地味で目立たなくて、毎日ぼーーーっとしてて、

なんか特技とかないの?

え、霊感がある?

そっちはどうかなあ・・・

変なもんを見かけたらできるだけ追っ払っているの?

ひょっとして僕の知らないところで君ってすごく役に立ってる?

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