第4話 紅桜と霧雨と金雀枝と
ΔΔΔ
教室は非常に
―どうやら目を付けられるのは避けられたようだ。緑髪の
あともう一人は・・・ヒロイン《金雀枝亜梨沙》か。優等生な彼女は遅刻なんてしたくないのだろう。それにしても早いが。
それから次々と生徒が入ってきて始業ギリギリで最後の一人が駆け込んできて・・・始業のチャイムが鳴った。それから10秒ほどして、教師と思わしき小柄な女性が雰囲気がフワッとしている副担任らしき男性と共に入ってきた。
―ちなみに言っておくが男性の方はフワッとした雰囲気なわけではない。雰囲気がフワッとしているのだ(ややこしい言い方なのはわかっている)
「皆さ-ん!おはようございまーす!」
普通の女性なら作ってると思われそうな高くてロリロリしい声だが何故かそっちのほうが自然に感じてしまう、そんな声で挨拶をしてきたので思わず――
「プッ」
一人笑っているが教室がほんわかしだした。
「みんなで自己紹介をしましょうか。わたしはこのクラスの担任を務めさせていただきます、
「
「はい!榎本先生ありがとうございます!それでは出席番号1番の方からどうぞ~」
「ハァ・・・自分は・・・」
そんな感じでクラスメイトの自己紹介を聞き流していると―
「金雀枝亜梨沙です。よろしくお願いします」
そして―
「
よろしくすら言わないような奴だが根はいい
「十郷イツカ。よろしく」
こんな感じでいいだろうか。ポロっと男口調が出てしまうと俺的に不味いので気を付けているがちゃんと意識してないとポロリが出てしまう。ホント気をつけねば。
―そんなこんなで最後の一人が自己紹介を終えた後、茶髪の少年が入ってきた。
「1-Bのみんな、おはよう!前日にも言った通り今日は試験的にちょっとした催しを実施するよ。準備が出来てる人から廊下に並んで~」
さぁて、いよいよ始まるみたいだ。死なないように頑張ろう。待ってろよ
――第78世界!
自作小説のクラスメイトキャラに転生(性)した俺が主人公達と共に物語を紡ぐ話 ΔレインΔ @acila_rane
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