9月24日(火)
「早く起きなさい」お袋の声で目が覚めた。時計を見ると後5分で家を出ないと間に合わない。この歳になって母親に起こされるのもどうかと思うが、出来ればもう少し早くに起こして欲しいと勝手な事を思いながらお袋に声をかける。「行ってきます」遺影の中で、お袋が困ったように微笑んでいた。
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