第三章 追うもの、追われるもの
第11話 日本人引揚者
「それんへい!!!」
叫び、子供は脱兎のごとく逃げ出した。編み上げブーツが地面をぱたぱたと叩く。
あきらかにゾーニャの姿に怯えている。一年前の八月以降、満州に住む者を燎原の火のように無分別に襲ったソ連兵に重ねて見たのだろう。
引き留めようと言葉を発しかけたヴィカを無視し、子供はふたたび藪に消えていった。がさがさと、音が遠ざかっていく。
「逃がすでない、確認したいことがあるんじゃ。追うのじゃゾーニャ!」
「ええ、あたしが追いかけるの? あたしは猟犬かよー」
不平をこぼしつつゾーニャは
子供を追いかけて走り出した。
疲れているとはいえ、下半身には自信がある。雪深い故郷でトナカイやシカを追いかけまわす生活を送っていたのだ、駆けっこなら得意だ。
線路を飛び越え、向こう側へ。
派手に藪を鳴らし、あちこちに痕跡を残しながら遁走する子供を追いかける。自分で自分の居場所を教えているのだ。ゾーニャは動きやすいように藪の外を走っているが、これほど簡単な追跡はなかった。
草が生い茂っている藪の中は単純に走りづらかろう。
そしてもって。
虚弱そうな青白い肌が示していた通り、子供はあっという間にスタミナが尽きたようだ。みるみるうちにスピードが落ちていく。
いや、子供とはいえ体力がなさすぎる。ゾーニャは追走のなかふと疑問に思った。
限界はすぐに訪れたようだ。大きな喘ぎ声が漏れ伝わり、体力が尽きたのか子供がやかましいほどに立てていた音が止まる。ゾーニャは弧を描きダッシュし容赦なく追い詰め、藪のなかへと雪中のネズミを狩るキツネのごとく飛び込んだ。
黒い瞳を丸々と見開いた、驚き顔と視線が合った。
「ひやえっ」
甲高い悲鳴。抱きつき子供を確保。小鹿のように柔らかい感触を両手に覚えながら、その場に引きずり倒す。抵抗する隙を与えずもろともに転倒。引っ掛けられた草花が千切れてぱっと散る。
ちゃんと怪我をさせぬよう気を使って、ゾーニャは自分が下になるように転がった。
抱きしめられ倒された子供は、最後の力を振り絞りばたばたと暴れまわる。両手がゾーニャの顎と喉を掴む。力いっぱい押し付けられ、さしものゾーニャも変な声を上げた。
「おぶえっ!」
「ひやだっ、はなしてっ、たすけっ」
「日本語わからないけど、おとなしくおとなしく!」
振り回した両手がゾーニャの胸にあたる。むんずと握ると左右の人差し指と中指&親指が、それぞれうまい具合にシャツのなかの敏感な部分を掴む。子供は容赦なくそのまま指を捻った。
「いだだだだだだ! 乳首がぐねってなってるぐねって! 伸びてサラミみたいになっちゃう!」
ゾーニャは悲鳴を上げて無理やり子供の手を引っぺがす。
この日本人の子供を落ち着かせるにはどうすべきか。ロシア語で一括しても相手は理解できないだろう。両脚で華奢な体を挟み込んだまま、狙撃を除いて夕飯の献立よりも深く思考したことのない頭で考える。
満州の国境線を越え、都市部に躍り込んだとき。仲間のソ連兵たちは、どのように日本人に接していただろうか。あいつらはのべつなく短機関銃を撃ちまくり、乱雑に戸口を叩いて回り、獣の咆哮のように大声で怒鳴った。
いやいや、彼らは単なる略奪者だ。戦時強盗だ。女を攫おうとした野卑な連中だ。
比較的穏健な連中はなんと言っていたか。
それは、日本人へのあいさつに違いなかった。ゾーニャは日本語をさっぱりわからないが、記憶をたどり彼らの行動となけなしの言語力を思い出す。
ゾーニャは子供の手を離すと、自分の左手首を指さしながら言った。
「とけい、とけい!
日本語混じりのくそでかい声で言うと、子供の反抗はぴたりと止んだ。
おおすごい。ゾーニャが思い出したのは、一言で友好的になれる魔法の言葉だったのだ。
まずは話し合いとヴィカもよく言ったもんだ。
一度硬直したあと、子供は瞳に大粒の涙を貯めてしゃくりあげた。
「腕時計なんて、持ってません! 差し上げられません! 許してください!」
「なにしとんじゃおのれは!」
より大きな声で泣き始めた子供に困惑していると、ようやく追いついてきたヴィカに側頭部に蹴りを入れられた。ぱかん。
なんで自分は泣かれたり叩かれたりしなきゃならんのだ。これって理不尽すぎる。首を捻ってゾーニャは相棒を恨みがましく見つめる。
「やめてよヴィカ。あたしの頭がわるくなったらどうするの……?」
「わしはすでにおぬしの理知的な思考能力に疑問を覚えておるが」
ゾーニャを一瞥。観念したのか声を押し殺して泣いている子供に、ヴィカは優しく肩を撫でた。ひく、と子供が肩を縮こませる。
「怖がらなくていい」
ヴィカは満州で使われていた言葉をだいたい話すことができる。ゾーニャのそれとは違う、流暢な日本語だ。ただしゾーニャは意味を理解できず、音の響きとしてしか認識できないが。
でも、聞いたこともない柔和な声音だった。
「わたしはヴィクトリア小沢。父は日本人で、母は白系ロシア人――コサックの出身だ。長年ハイラルに住んでいて、日本人の友達も大勢いる。あなたは引き揚げ者の子供だね。いじめたりしないから、落ち着いて」
黒真珠のような瞳で、子供がヴィカを見る。沈黙。姉のように微笑むヴィカ。一度大きく鼻をすすりあげる。
ひときわ大きな声で子供が泣きだす。
ヴィカが子供に付いていた草花を払い、立ち上がらせようとした。ゾーニャは締めてつけていた両脚の力を緩める。
小さな体を抱き寄せ、ヴィカは優しく頭を撫でる。
「よしよし、安心しなさい。わたしたちは、きみの味方だ」
地面に転がったままふたりを見つめ、ゾーニャは場違いな感想を抱く――小さな女の子が小さな子をなでなでしている。これはなんというか、まあ。
「尊い」
「おぬしから邪念を感じるが、気のせいかのう」
うろんげな視線をヴィカが向けた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
盛り上げられた土のみが痕跡の墓標に、日本人の子供は両手を合わせる。
ゾーニャの持つ信仰――森羅万象すべてのものには上の世界からやって来た精霊イッチの意思が宿り、いきものの誕生と生育もまたその関与の結果に過ぎない。人は死ねばあらゆるものが小さな世界に逝くのだというヤクートの考え――とはまったく異なるものだが、それはたぶん、眠りについた死者を弔む仕草なのだろう。
ヴィカの優しいに日本語で話しかけられ、子供は落ち着きを取り戻していた。意思疎通のできる相手というのは大事にちがいない。
「そのお墓の人。きみのおじいちゃんだったのかな」
「ロシア語で話しかけてどうするんじゃ」
子供に話しかけたゾーニャにヴィカが口を挟む。
ゆっくりと子供は振り返ると、黒々とした瞳でふたりを交互に見つめた。
「ロシア語、はなせます」
「ほー」
「最近までは
年齢のわりに頭が良いのだろう、はきはきした調子で淀みなく答える。性の未分化を感じさせる、すっきりと通る声音だった。
ヴィカのロシア語より今風じゃん、と呟くとわき腹に肘鉄がごすんと入る。いてえ。この娘は殺すなという癖に手が早い。呻きながらゾーニャは続ける。
「きみのお名前は?」
「わた……ぼくは、ユズ。
「ながい名前はおぼえられないので、ユズでいいでしょ。愛称、だいじ」
「……それじゃあ、男の子のふりをしようとせっかく考えた後ろの部分が」
「ん?」
「あ、いえ、ユズと呼んでください」
悟られてはまずいことを隠すようにユズが頷いた。切り揃えられた黒髪が揺れる。鴉の濡れ羽色で、光を吸い込むように美しい色合いだ。
ゾーニャの疑問を遮るように、ユズは先ほどの質問に答えた。
「あの人たちは、ぼくの家族じゃありません。ひとりで歩いていたぼくを見かねて、ほいじゃあおじさんたちとハルビンまでいっしょに行こうか、そう言ってくれて」
ユズの胸の部分を指し示すヴィカ。縫い付けられた名札があるが、藪で引っ掛けたのか、ちょうど名前のところで半分に千切れていた。
「胸に名前と住所入りの名札か。それは引き揚げ者として日本帰還を目指す十一歳以下の子供が、身分証の代わりにするためのものじゃな。年端もいかぬ子供が、なぜひとりで行動しておるのじゃ」
「列車の。無天蓋車に乗って親族がいる新京まで行くつもりだったんですけど、大きなカーブで急減速したときに衝撃で振り落とされたんです。低速でしたし、草地の上に落ちたんで、怪我はなかったんですが。そのまま置いて行かれました」
「引き揚げ者を満載した貨物列車か。あれは屋根も壁もなければ、床も板張りで隙間だらけじゃからの。油断するとたやすく落下しおる」
納得したようにヴィカが頷く。
ユズは目を伏せる。まだ感情を整理しきれていないのだろう。また涙が零れ落ちて、地面に小さな染みを作った。
「そのあとすぐに会ったのが、さっきの三人でした。いい人たちでした。暴漢に襲われたとき、ぼくのことを庇って。走れ、逃げろって。銃声がして、振り返ったときには三人とも倒れてて。あのおじいさんは、根こそぎ動員で招集されて、ぎりぎりで生き延びたって言ってて。でもけっきょく」
「かわいそうじゃな」
「ぼ、ぼくの。せいです」
「よいよい、それ以上言わんでよい。あの老人たちは、大人としての役目を果たしただけじゃ。この地には暴力があふれておる。子供を守るのは当然のことじゃ。ユズに責任はない、自分を恨むでないぞ」
背の低いヴィカよりもさらにユズは小さい。ほんの子供だ。ユズをもう一度抱きしめ、顔を胸に埋めてやりながらヴィカは丁寧に髪をすいてやる。
「うーん、これはなかなか」
そんなふたりを見つめるゾーニャ。
狙撃の時にはまったく揺らがない心が、ちょっとざわざわしている。
ヴィカは端的に言って整った容姿だ。髪の毛はふわふわで、大きな瞳はぽわぽわしている。射撃の才能は控えめに言っても便所コオロギレベルだが、刃物に関しては恐るべき戦闘能力を誇るとは思えないほど、華奢で低身長だ。
ふんわりとした小さいものはイコールでかわいい。戦場で貴重だった猫のように。
これは、人間が撃たれれば死ぬという普遍的事実並みにあたりまえのことである。
それにユズも儚げな印象だ。濡れた羽のような色合いの髪の毛は艶々と光り、対して緩やかな輪郭を描く青白い肌は淑やかな印象を与える。
つまりは、かわいい娘がかわいいロリを抱きしめている。
なんというか尊いが渋滞している。
ゾーニャのにやにやした感想にまったく気づかぬ様子で、嗚咽を堪えながらユズがヴィカに言う。
「お姉さんは、グランですか?」
「おおん、
ユズの言葉にゾーニャの感想は一時中断。
説明するようにヴィカが息を吐いた。
「グランはの。ハルビンツィ――ハルビン在住の白系ロシア人たちがコサックたちのことを呼ぶときに使う言葉じゃ。野羊から転じて、ま、教養のない田舎者という意味じゃな」
ヴィカの説明を聞き、ゾーニャは口に手のひらを当てる。尊いのも良いが、たまには口が立つ相棒に反撃するのも悪くないと思えた。ヴィカを指さし。
「やーい、やばん人」
「おぬしも似たようなもんじゃろーが!」
憤懣やるかたなしというヴィカの大声。驚いたようにユズがぱっと離れた。
「す、すみません。そんな意味だって知らなかったんです。悪口のつもりは」
あらら、尊いタイムが終わってしまった。
ユズは頭を下げて謝罪する。ペコペコ謝るその頭をつかみ、ヴィカはわしゃわしゃと髪をかき回した。
「ま、気にするでない。わしはさっきも名乗ったが、コサックのヴィクトリア小沢じゃ。で、あっちのいつも腹をすかした熊のような間抜け面が」
親指をゾーニャに向ける。
だれがつねに腹ペコだ。ちゃんと脳内のまんぷく中枢は機能してるがな。そんな悪口を言われても、ゾーニャは別に不愉快ではなかった。ヴィカとやり取りしていると、だんだん元気になってくる。
戦闘直後に現実を掠めて通った過去の記憶が薄れていく。
満足と不満が同時に存在し対極に脳内に位置しつつも、自己紹介を促されゾーニャは名乗る。
「あたしは
鼻先に立てた人差し指を当てて続ける。
「本名はないしょ。ゾーニャは屋号みたいなものだから。こう見えても、商売人なんだよ」
ゾーニャと目が合い、一瞬、ユズの顔に嫌悪と当惑が浮いた。慌てて笑みを浮かべ、生じた感情を押し殺す。
おお、これは間違いなく。あまり他人の感情に気が回らないゾーニャだが、ユズが内心に隠した思いを理解する――めちゃくちゃ苦手意識を持たれているに違いない。まあ仕方ない。それほど、満州に侵攻したソ連兵というのは日本人の心に傷跡を残したのだ。
取り繕うように、ユズが質問する。
「商人、なんですか。なにか売ってるんですか?」
「よくぞ聞いてくれました」
ユズの心情に気付かないふりをする。
背中に挿しっぱなしになっていた傘のうち一本をずぼっと引っこ抜く。
「傘はいかがかな? ひろったものだけど」
ざばっと傘を広げる。とうの昔に布地はなくなり、骨組みだけになったボロ傘だ。というより原型をとどめていない。
細い骨格の間から、不思議そうなユズとジト目のヴィカの顔が覗いている。
「ゴミじゃろ、それ。さっさと捨てろ」
「いつか使うかも」
「使わん。なんでも拾ってくるな。おぬしは将来ゴミ屋敷に住みそうじゃの」
「ドイツ製ですけど?」
「ゴミに国籍はない」
「備えあればうれしいな?」
「おぬしが備えるべきは知能じゃ」
容赦のないツッコミの嵐。ヴィカの罵詈雑言には優しさというものを欠いている。ゾーニャは眉根を寄せる。唸るぞこのキツネ娘め。
くすくすとした遠慮がちな笑い声がひびく。ユズが小さく笑っていた。恐怖と困惑と涙しか見せていなかったユズの、初めての笑いだった。
「すみません、おふたりがおもしろくて」
ゾーニャがボロ傘を閉じると、ユズは目尻に溜まっていた涙をぬぐう。もうゾーニャに抱いた感情は、鳴りを潜めていた。
「あらためて。はじめまして、ゾーニャさん、ビクトリアさん」
不明瞭な発音にヴィカが片眉をはねあげた。
「ヴィクトリアことヴィカじゃ。ビクトリアではない」
「ええと……ビカさん?」
「ヴじゃヴ。字面と発音がカッコいいほうじゃ。じゃから、ヴィカじゃ」
「ご、ごめんなさい。……ビカさん?」
「言いにくいかの、しかたない」
「えっと。じゃ、じゃあ名字のほうで呼ばせてもらいます」
「まあよいじゃろう」
「おざーさん」
いまいち舌がまわっていないユズの言葉を聞き、ゾーニャは唇に手のひらをあてる。ユズの声真似。
「おざーさん」
ヴィカは無言で傘を奪うと、そのままゾーニャの頭を柄でぶん殴った。ぼごん。傘がひん曲がるほどの打撃を受けて、思わず涙目になる。
「あのお、いたいんですが……」
「痛いように殴ったからの」
こんどこそ、ユズは声を出して笑った。
笑って安心したのか、お腹がか細い声で空腹を訴える。口を恥ずかしそうに閉じ、頬を真っ赤に染めてユズは謝った。
「ご、ごめんなさい。しばらくなにも食べてなくて」
斜め下を見つめ、指先をもじもじさせている。
ゾーニャはうんうんと頷いた。ユズの感情はどうあれ、空腹のつらさはわかっているつもりだ。ひらめいたように手をポンと鳴らす。
「もうすぐ日が落ちる。野盗に獣、夜はあぶないからね。ちょっと行ったところにあたしたちの野営地があるし、そこでやすもうか」
それにね、と続ける。
「なんだったら、食べ物もあるよ。キノコとキノコとキノコと、それにキノコとキノコだけど」
ヴィカは優しくユズの唇を撫でる。
「お腹が空いているのはかわいそうじゃのう。口に合うかどうかわからぬが、黒パンを少し残しておる。スメタナを作るときにでた粉末と砂糖を合わせたものがあるから、塗って食べるがよいぞ。
「ありがとうございます。その、すごく嬉しいです。最近、ちゃんと食べてませんでしたから。甘いものなんて久しぶりです」
「男の子なんじゃ、たんと食え」
んんん、とゾーニャは空を見上げる。赤く染まる夕焼けに、なんだかよくわからない鳥が住処に帰ろうと飛んでいる。
ひょっとしなくとも。ヴィカは気が付いてないんかい。ユズは「僕」と自称し男の子の格好をしているが、あの柔らかな体付きといい体力の無さといい、どう考えても女の子だ。他人の感情に敏感なわりに、へんに鈍いヴィカに驚く。
だからこそ、ゾーニャはおね×ロリに尊さを覚えたのだ。
黒パンという単語に、手を合わせて喜ぶユズ。空元気でも、まあ一応は元気だ。はしゃいでいると年相応に見える。ヴィカは雨傘をポイと捨てると、子供の細い腕をとり連れ立って歩きだした。
ゾーニャはヴィカの察しの悪さを忘れ、心中で追いすがる。
人の傘を捨てるな。そしてもってそしてもって。いやまておい、黒パンがあるなんて聞いてないぞ。あるならなぜあたしにあんなにもったいぶってキノコを食わせた。
戦闘と労働を経て、空腹を覚えていたのは自分も同様だ。ひとり取り残されたゾーニャの腹が寂し気にくぅ~疲れました、と鳴った。
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