4月9日

今日は、午前中の内に起きることはできなかった。久しぶりに昔の夢を見た。いや、昔のというよりかは、あの子の夢を見た。日の暮れた公園、ブランコと砂場しかない公園によくいた子。赤黒く汚れたすり切れた洋服、というより布を纏った彼女は、私を見つけるといつも少し照れるようにその汚れを隠した。私は、ブランコに揺られているだけで満足だったので特に話はしなかったが、彼女はどのくらいの高さから飛び降りれば即死できるのかを興奮気味にいつも話していた。彼女はとても楽そうだったし、可愛らしかった。彼女は普通に死んでしまったけど、それはそれで良かったと思う。飛び降りるためのいい場所が見つかったんだろうと思うし、それは彼女がなにより楽しみにしていたことだから。ただ彼女がいなくなったブランコは、もういつものブランコではなかったし、そこからみる景色も輝きを失っていたので、私はもうその公園に行くのをやめた。


今日もやっぱり文字は読めなかった。つらいとか痛いとかを言うのは、あまり意味がないので言わないようにしてはいるが、生きるのは難しいなとは思う。身体はとうの昔に死んでしまったのでべつに構わないが、こころを維持するのは難しい。ただまぁ、耐えきれなくなったときにこの日記を書くことにしたので前回からかなり空いているのはいいことなのかもしれない。死ぬことももちろん選択肢にはいれつつ、思うがままに生きようと思う。

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日記 @kanasikunaiyo

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