日記

@kanasikunaiyo

3月16日

やはり体はうまく動かなかった。外を眺めていたら、烏が私を見た。彼は敵ではない。雪が降っている。少々頭が痛い。皮膚もただれている。辛いな、としみじみと感じた。息を止めた。心がなにか言ったのを聞いた。それからの逃避は、なんとかうまくいったように思えた。そういえば、夢で昔の私を見た。感傷はなかった。ただ映画を見ていたようだった。まだまだ死は遠そうだ。というより死への欲求があるわけではない。それでも悪くないという程度だ。いま生きている。目は辛うじて、開いているから。あれは見えている。ならいいじゃないか。そうやって自分を慰める。生きている。目を閉じるな目を閉じるな目を閉じるな目を閉じるな目を閉じるな。あぁ、まだ大丈夫だな。心が少し軽くなるのを感じた。きっと目すら開けられなくなったら、死ぬのだろうと思う。それは明確な死。ならその前に死ぬのも悪くないとも思う。でもまだいけそうだから、生きる。目を開けていよう。がんばれがんばれがんばれ

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