園田姉弟の推理ロジック
一ノ清カズスケ
死者が出た、クルーズ船ワイン品評会
0話 事件
揺れる船内、その中の一室。 潮の香りに混じって空間に舞う血の異臭。
彼らが部屋を見た時には既に安藤は椅子に座った状態で両手をだらんと垂らせ、首から滝の様な量の赤黒い液体を伝わらせていた。 床に流れたそれは固まっており、光沢を放っている。
その顔は天に助けを求めているかの様に天井を仰ぎ見ていた。
「ひぃ・・・・・・っ!」
遅れてやってきた誰かが悲鳴を上げる。
ここが船の上であるのにも関わらず「救急車を呼ぼう。」という声を誰かが上げる。
ザワザワと次第に落ち着きを無くしていく野次馬の渦。その中から一人のヒステリックな叫び声が響き渡る。
「あいつの・・・・・・栗原の
園田姉弟の推理ロジック 一ノ清カズスケ @yoshida-kazu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。園田姉弟の推理ロジックの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます