そっか、そうか。
それはな、えりこ自分のせいだって思うな。
空っぽになってしまった気持ち、周囲の毒々しい反応、自己中心的な考え。
そういうのが全部全部、えりこ一人にのし掛かってさ、えりこは笑うしか残ってなかったのね。
ワタシがかけられる言葉はえりこには届かないな。
届く言葉の発生源はただ一人。
彼だけやね。
空っぽになってしまったえりこに、雫みたいに一粒一粒。
まるで石を穿つ雨垂れのような均等な距離感で、空っぽに少しずつ入り込んでいたものはあったと思うけど、気が付けるのは、頭を上げて、目の前を見たらかな。
悲しい想いを、彼なら共有してくれる人だと思うんだけど、えりこにはどう映るかな。
作者からの返信
絵里子は誰にも相談できず、でも1人で背負い込めるほど大人でもなかったので、最終的には悲しい結末になってしまったんですね。
きっと恭介の前でなら、絵里子は以前よりも本心で話せるようになってると思います。それこそ少しずつ、恭介は絵里子の空っぽの心とお腹を満たしてくれましたからね。
踏み込みが浅い部分は九龍がカバーしてくれてますし。なにげに良いコンビネーションだ٩(・ω´・)و
妹、姉の事ガッツリ考えてる子やん!
作者からの返信
妹は姉のことをすごい大事にしてたんですが、大事に思うがゆえに航平の事を言い出せず、絵里子とはすれ違ってしまったんですよねえ。。(´இωஇ`)