男子の妄想

@mrgrapefruit

何故私は異世界転生しない?

本気で小説を書いている人に対しては失礼かもしれないが、これは駄文であり遊びだ。




(早くしてくれ。)


「はぁ、なんでまだ異世界転生してないんだ。」


近くを通ったおっさんがこっちをチラ見してくる。


(手っ取り早くトラックにぶつかるとか地球の神の手違いで死ぬとかなんでもいいからキッカケになるイベントが起きてほしい。)


適度に意識を現実に向けながらセブ○に入る。今日はまだヤンジャ○の発売日ではないようだ。


「か○あげ棒ひとつ下さい。」


( そんでもって都合よく異世界がピンチだったりお詫びとしてチートをひとつ貰えたりしてくれ。)


(最初はツンケンしてくるようなチョロインの素質ありな美少女と知り合い、、、)


歩きながらから○げ棒の袋を開け、歩きながら食べる。


(豊富なラノベ知識でテンプレをなぞりながら美少女とイチャイチャして最終的にはヤる事やっちゃってさぁ。)


傍目から見て、ハッキリ言って、陰キャである。


(ハーレム化は別に望んでないんだよな。)


妄想の中とはいえ大嘘をついた。


(必要な程度の金だけ何とかして稼いで、年下系幼馴染かリアルロリと退廃的な生活を送る、、、)


「ただいま。」


(引き寄せの法則とか誰かが言ってたから、毎日こまめに想像してるんだけどなぁ。)


彼の頭の中はどこまでも、現実の見えていない妄想脳だった。

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