戦
校庭で2000人が一斉に暴れたらどうなるか。それも人外の力を振るうとしたら、だ。
その答えが目の前に広がっていた。
長い爪を振り回す者、鷹のような頭に変化し炎を吐き出す者、毛深く丸太のように太くなった腕を振るう者、氷を身にまとう者。足が変化し蛇のように巻き付く者、翼を生やし空から滑空する者。
拳と拳がぶつかり合えば衝撃波が生まれ、炎と氷が己のテリトリーを示すかのようにお互いに削り、空の者を落とすために地面に落ちているあらゆる物を投げ、巻き付こうと切り裂こうとお互いを牽制しあう。
地獄のような空間がそこには広がっていた。
クロはその中なにもせずただ突っ立ていた。
何故こうなったのか。それはクロたちが召喚された次の日、4日前にさかのぼる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
朝ラッパの音でクロは目を覚ました。
辺りを見渡し、昨日の事が夢ではなかったということに気づかされる。
クロはタンスにある服に着替えトイレへと向かった。
黒ノ書 木島 亮 @KishimaRyo760
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。黒ノ書の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます