エピローグ/君が、君(すき)になるまで

 私とナオくんの、日々は終わった。

 けれど、その実、これは始まりなのかもしれない。



 もしかしたら、やっぱり私は死んじゃうかもしれない。

 ひょっとしたら、天国でもトラブルに巻き込まれるかもしれない。

 あるいは、転生した先で、生まれ変わったナオくんの面倒を見るかもしれない。

 仮にそうなったとしても、彼のことは忘れているかもしれない。



 けど、大丈夫。

 いつ、どこで、誰と、どんなふうに出会っても、平気。

 私のやることは、たった一つ。



 何度だって、君を助ける。

 何度だって、君を守る。

 何度だって、君を探しに行く。

 何度だって、君を好きになってみせるよ。



 そう。

 君が、すきになるまで。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

リライク ー君が、君(すき)になるまでー 七熊レン @apwdpwamtg

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ