第2話 解離性同一性障害
「
訳が分からない、夢が続いてる?どういうこと?
「
眠ると平行世界に来るとして、全員が同じ時間に寝て同じ時間に起きる訳ではない、
小声で
「あのね、
ということは何人、何十人といるかもしれないこの世界の中で
もし他にもあの【質問】を受けた人がいたのなら、「仲間はいらない」と選択した人は目に見えないのだろうか?
相手も、こちらに気付くことも無いのだろうか?
仮にこの先ずっと眠るとこの平行世界に来ることになってしまうのなら、自分の選択は間違いでは無かったのかなと、あたしは考えていた。
すると
「こんな近くに住んでたんや……現実世界でも、会いに来れるやん、起きてからもこの世界について少し話し合わん?」
もちろんいいよ、と言い、
「ねぇ、外出んなっつっただろ?お前の行動全てが迷惑、何回言えばわかんの?友達なんか作るなって言ったやろ?次無許可で外に出たら、帰ってくる前に俺が出ていくから。」
時々、
こうやってあたしを嫌って存在を否定し、監禁する
普段通り可愛い声で自分のことを名前で呼ぶ女の子みたいな、「本当の」
「本当の」
出来ない事は多いかもしれない、コミュニケーション能力は高いとは言えないし、普通の人の真似をして生きてきたから社交辞令しか出来ない。友達もほとんど居ない。
あたしの中にも、もう一人の女の子がいる。
だから
自分が中途半端に仕事を始めたり辞めたり、突然大きな買い物をしたり、衝動が抑えられなくて、
優しい
しかし、解離性同一性障害というのはたしかに強いストレスからなる病気だが、あたしと知り合う以前からそうだったのかもしれないのに、あたしは自分を責める事をやめられない。
「ごめんなさい……もう、出ません……。」
家までは車の中で無言だった
「ねぇ、今日は楽しかったから寝るの少し遅くなっちゃうけど映画観てから寝ない?そうしよ?」
怖かった、だって毎時間、枚分ごとに人が入れ替わるから。でも、あたしはそんな
ワケあり専業自宅警備員と平行世界 7792 @__7792__
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