タイトルを見た瞬間にイヤな予感を抱いた。
緑色の目は嫉妬深さの象徴ではないかという偏見を抱いているからだ。
読み始めて疑惑は深まった。なんとエディさん、浮気癖の夫のせいで悲しみに暮れるキャシーさんをなだめる立ち位置にいるではないか。しかも「あんな男より私のほうが云々……」って。
たのむエディさん。なにもしないでくれ……。
しかしすべて読み終わってから、エディさんを賞賛したい気持ちが芽生えた。
よくやったエディさん。
さて、これから本編を読む人にネタバレしない程度にメッセージを残します。
『緑の目のエディ』は殺人事件が発生し犯人探しがはじまります。ただ情報収集や推理シーンは手短に省略されているので、本格ミステリーを期待しないでください。
着目すべきはエディさんです。以上。