1/ネウロパニエ -7 仔竜を抱いた少年

 学園都市ネウロパニエ。

 魔術大学校を擁するウージスパイン最東端の都市だ。

 魔術大学校を中心として発展してきた経緯があり、人口はおよそ三十四万人。

 その数は年々増え続けており、都市自体も歪な円形に膨れ上がりつつある。

 新しくできた街区を抜け、ネウロパニエの中央区へと到着したのは、夕刻のことだった。

「おおー……」

 思わず感嘆の息を漏らす。

 地上十階ほどのビルが林立し、その隙間を縫うように、石畳で舗装された道路が走っている。

 幅広の騎竜車が数台はすれ違えるほどの道幅だから閉塞感こそないが、まるで中世から近代へとタイムスリップしたような気分だった。

「──すッ、ごーい! でし!」

「これは、また。圧倒される光景であるな……」

 御者を代わってくれたヘレジナが、無数のビルを仰ぎ見た。

 雨戸から顔を出したプルも、同様に感嘆の息を漏らす。

「ふわ! こ、こんな縦に長い街、は、初めて……!」

 上品な灯術の明かりが街を満たし始めている。

 道行く人々が次々と街灯に明かりを灯していく光景は、すこし宗教的にも感じられた。

 騎竜車を預かり所に託し、最低限の荷物と貴重品だけを持って街へと繰り出す。

 ネウロパニエは人の往来も多い。

 日本とは異なり十分な道幅があるため、人とぶつかりそうになることはないが、三十万都市の威圧感はたしかに感じられた。

「なんか、久し振りだな。この往来の感じ」

「に、日本って、ネウロパニエに似てる、……の?」

「近からず遠からずって感じか。ただ、こうして人がごった返してる場所は多かったからな。その点だけは日本っぽい」

「ひ、ひと、多いんだ……」

「多いのもあるし、狭いのもある。道幅なんて、この半分以下だぜ」

「いや、ぶつかるではないか……」

 ヘレジナが至極真っ当な突っ込みを入れた。

「それが、ぶつからないんだよ。何故か」

「どうしてでしか?」

「こんな話がある」

 ぴ、と人差し指を立てて、話し出す。

「とある国の研究者が、〈街中で肩がぶつかった際にどのくらいの確率で謝るのか〉という社会実験を各国で行った。国民性を測る実験だな」

「ほう」

「その研究者が、のちに言った。日本人にこの実験をするのは非常に難しかった。何故なら、彼らはぶつかる直前にサッと避ける技術に、信じられないほど長けていたからだ──ってな」

「す、すごい……」

「日本とやらの国民も、なかなかやるではないか」

「端的に言っちまえば、道が狭いこと、人が多いことに慣れきってるんだよ。俺も、日本の中でも特に人の多い都市に住んでたけど、人にぶつかったことなんて数えるほどしかないし」

「それは、元より、カタナに武術の才があったからではないのか?」

「そういうわけでもないのが面白いところなんだよな……」

 それに、俺には武術の才能なんてものはない。

 神眼という高い高い下駄を履いているだけなのだ。

 他愛のない会話を交わしながらホテルを探す。

 何はともあれ、まずは宿だ。

 ヘレジナが宣言する。

「せっかくだ。ネウロパニエでいちばん高級な宿を取るぞ!」

「路銀、大丈夫かよ」

「ヤーエルヘルとも話したのだが、路銀をむしろ減らしたいのだ。腰を落ち着けて貯蓄をするのであればともかく、大金を常に持ち歩いてはろくなことにならん」

「それはそうか……」

 大金はトラブルの元だ。

 あのゼルセンも、俺たちがカナン遺跡群の財宝を見つけさえしなければ、旅人狩りの獲物に選ぶことはなかっただろう。

「義術具代を含め、ひとまず半分程度になればよい。しばらくはかかるだろうが、コツコツ散財していこうではないか」

「はいよ、了解」

 所持金を減らすために散財する、と言うのは、人生で初めての行為だ。

 なかなか新鮮かもしれない。

 行き交う人々に道を尋ね、ネウロパニエで最も高級とされるアンパニエ・ホテルへと辿り着く頃には、太陽はとうに姿を隠していた。

「おっきいでしー……!」

 二十二階建ての白亜のホテルを見上げる。

 流線型のそのデザインは、周囲のビル群から明らかに浮いており、特異な存在であることをやかましいくらいに主張していた。

「は、ハノンソル・ホテルより、立派、……かも」

「灯術は控えめだな。ゲーミングしてない」

「げ、げーみんぐ……?」

「……まあ、俺の世界の表現だな。虹色にゴテゴテ光ってること、みたいな」

「な、なるほどー……」

 プルが、うんうんと頷く。

「は、ハノンソルは灯術の街、……だったから。こ、これくらいが普通、なのかも」

 だが、派手さがないからこその高級感というものもある。

 ハノンソル・ホテルの宿泊料金は知らないが、アンパニエ・ホテルのほうが幾分か高そうに感じられた。

「部屋が空いていればよいのだが……」

 アンパニエ・ホテルの玄関は、元の世界でも類を見ないほど巨大な一枚ガラスだ。

 どこから入るのかと迷っていると、ホテルマンらしき男性が、ガラスに埋め込まれた半輝石セルに手を触れた。

 回路じみた術式が浮かび上がり、一枚ガラスの扉が左右にスライドしていく。

「手動の自動ドア……」

「手動なのでしか? 自動なのでしか?」

「わからん」

 ホテルマンの男性に会釈をして、アンパニエ・ホテルのロビーへ入る。

 三階まで吹き抜けの広大なロビーは、白熱灯のような優しい色の明かりに包まれていた。

「広いでしー……」

 ヤーエルヘルが、心なしか小声で驚く。

 周囲に気を遣っているらしい。

 おのぼりさん丸出しで周囲をきょろきょろと見渡しながら、フロントへと向かう。

「このホテルでいちばん高い部屋は、空いているか?」

 受付の女性が、不躾なヘレジナの言葉にも上品な笑顔を崩さずに答える。

「申し訳ございません。ただいま、最上階のアンパニエ・スイートは満室となっております」

「では、二番目でいい」

 宿帳らしき立派な装丁の書物を操術で開きながら、受付の女性が言った。

「通常のスイートルームであれば御案内できます。如何なさいましょう」

「それで頼む」

「宿泊料金は先払いとなっておりますが、よろしいでしょうか」

「ああ、いくらだ?」

「四名様ですと、一泊で九千六百シーグルとなっております」

「たッ……!」

 か、と言いそうになって、慌てて口をつぐむ。

 一泊で二百万円超だぞ。

 ふざけんなって感じである。

「ふむ。では、七枚で足りるか。釣りはいらん」

 ヘレジナが、エルロンド金貨七枚をカウンターに乗せる。

 受付の女性は軽く面食らった様子だったが、それでもプロフェッショナルだ。

「──たしかに、承りました。後ほど案内の者が参りますので、ロビーでしばしおくつろぎください」

「ああ」

 ロビーへ取って返し、触り心地も座り心地も高い椅子へと腰掛ける。

「び、び、びっくりした。お金、すーごくかかる……!」

 プルの言葉に同意する。

「ニャサの宿なんて、四人で四十シーグルだぞ。次元が違いすぎる」

「高いのはわかるが、声には出すな。みっともないぞ」

「口から勝手に」

「コツコツ減らそうと思ってたのに、すぐなくなっちゃいそうでしね……」

「さすがに二泊も三泊もできんな。明日は普通の宿を探すとしよう」

「そーすんべ。こんなとこでメシ食っても味わかんないって」

「カタナ。王城では平気だったではないか。アンパニエ・ホテルがいくら高級と言っても、あの王宮でのもてなしには敵わんぞ」

「王城では金払ってないじゃん」

「……そういう問題か?」

「日本円に換算できちゃうと、どうしてもな。小市民なもんで」

「相変わらず、よくわからん男だ」

 ハノンソル・ホテルでもそうだったが、金額がわからなければ平気なのだ。

 いざ宿泊費を知ってしまうと、どうにも落ち着かない。

 だって、二百万円だぞ。

 俺の年収と大差ないんだぞ。

 しかし、周囲の身なりの良い人々は、そんなことを気にする様子もなく談笑している。

 これが金持ちというやつか。

 感心と妬みの妬み寄りの感情を煮立たせていると、

「──ぴぃ!」

 ふわりと視界を横切るものがあった。

 それは、猫ほどのサイズの小さな飛竜だった。

 飛竜は俺たちの周囲をぐるりと旋回すると、

「わ」

 ヤーエルヘルの帽子の上に、すぽりと着地した。

「な、なんでしか……!」

 状況がわからないのか、ヤーエルヘルが慌てている。

「あっ、か、かわいい……!」

「仔竜か。どうしてこんなところに」

「ヤーエルヘル、大丈夫か? 爪とか立てられてないか?」

「だ、大丈夫でし……」

 仔竜は大人しく、ヤーエルヘルの頭上ですっかりくつろいでしまっている。

 どうしようかと思案していると、

「──す、すみま……、あうっ!」

 慌ててこちらへ駆け寄ってきた少年が、目の前で転倒した。

 仔竜がヤーエルヘルの頭を離れ、今度は少年の肩に乗る。

 プルみたいな少年だ。

 他人事とは思えず、すぐさま少年を助け起こす。

「大丈夫か? 怪我は?」

「あ、ありがとうござ、います……」

 俺の手を頼りに立ち上がった少年が、軽く膝を払った。

「す、すみません、うちのシィが……」

「シィって、この飛竜の仔か」

「は、はい……」

「──…………」

「──……」

 親の仇とばかりに話が弾まなかった。

「……ほ、本当にすみませんでした。ぼく、行きますね」

 少年が、ぺこりと頭を下げる。

 だが、その肩を背後から掴む者がいた。

「──迷惑を掛けたのであれば、誠意のある謝罪をしなさい。適当に済ませるものではない」

 それは、壮年の男性だった。

 上品なひげを蓄え、髪も油でしっかりとまとめている。

「息子が申し訳ない。公共の場では離すなと、言い含めてあるのだが……」

 男性が、こちらに右手の甲を向けて一礼した。

「あ、いえ、大丈夫でし。お気になさらず!」

「そうか、ならばよかった」

「……も、申し訳、ありませんでした……」

「では、失礼──」

 そのとき、腰に長剣を提げた数名の剣術士が、慌てて駆け寄ってきた。

「──ツィゴニア様! あれほど我々から離れないでくださいと!」

「む」

 男性が、周囲を確認する。

「……私の名を、軽々に出すな」

「も、申し訳ございません」

「つぃ、ツィゴニア、……って」

 心当たりがあったのか、プルが目をまるくする。

「ああ……」

 男性が、困ったように笑う。

「申し訳ない。秘密にしておいてもらえまいか」

「は、はい!」

「では、今度こそ失礼する。行くぞ、イオタ」

「は、はい……。し、失礼します……」

 男性と、仔竜を抱いた少年、それから護衛らしき数名の剣術士が、その場を後にする。

 その背中を見送りながら、尋ねた。

「プル、あの人知ってるのか?」

「な、名前は……」

「有名人なんでしね」

「え、……っと。う、ウージスパインの元老院議員、……で、げ、元首に次いで、発言力のあるひと、だったと、……思う」

「マジの偉い人じゃん」

「なるほど。アンパニエ・スイートを借りているのは、あの親子かもしれんな」

 ふと、脳裏をよぎる言葉があった。

「待った」

「ど、どうした、……の?」

「──大きな仕事」

「あ」

 気付いたのか、プルが口元に手を当てた。

「デイコスの言ってた、大きな仕事。可能性はあるんじゃないか?」

「ど、どうしまし……?」

 ヘレジナが眉をひそめる。

「気になるのは確かだが、現状、何もできまい。デイコスが狙っているのがツィゴニアであるという確証はないのだ。護衛はいるのだし、いたずらに注意しても不安を煽るだけだ」

「それは、そうでしけど……」

 難しい問題だ。

 話した時間は僅かだが、悪い人とも思えない。

 積極的に首を突っ込むつもりはないが、亡くなったと聞けば後悔するだろう。

「──!」

 そのとき、プルが鼻息荒く駆け出した。

 同時に足を滑らせ、スカートの中身を大公開する。

「ふぎゃん!」

 今日は白か。

 清潔感があっていいな。

「プルさま、大丈夫ですか……?」

 ヘレジナが、慌ててスカートを直したあと、プルを助け起こす。

「プル。あの人に危険を知らせたいのか?」

「う、……うん! もしもがあるし、け、警戒するに越したこと、……ないし」

「わかった。そうしよう」

 デイコスたちがすんなりと仕事を終えるのも癪だ。

 積極的に関わることはなくとも、その危険がある人に注意を促すくらいなら、いくらしたっていいだろう。

「あ、ありが、……と!」

 ツィゴニア一行の向かった先へ爪先を向けたとき、

「──ぴぃ!」

「わ!」

 あの仔竜が飛んできて、再びヤーエルヘルの帽子に着地した。

「はら、気に入ったんでしか?」

 プルが仔竜を優しく撫でる。

「こ、この仔、ヤーエルヘルのことが好き、……なのかも」

「えへへ、嬉しいでし……」

 と、言うことは、

「──す、すみませ……、わあッ!」

 向こうから駆けてきたイオタが、今度は顔面から派手に転ぶ。

「ちょ!」

 プルみたいに、脊髄反射の治癒術なんて曲芸じみた芸当ができるはずもない。

「だ、大丈夫か!」

 慌てて助け起こす。

「うう……、だ、大丈夫です……」

「は、は、鼻血出てる……!」

 プルが、イオタの鼻先に手をかざす。

「……あ、あれ? 痛くない……」

 ツィゴニアが護衛を引き連れて小走りで現れ、頭を下げる。

「ああ、治癒術まで。本当にありがとう。シィが途中で暴れ出してしまってね」

「こ、こんなこと、初めてで……」

「ヤーエルヘルによほど懐いたのかもしれんな」

「えへへへ……」

「ヤーエルヘル、竜好きだもんな。シィもそれがわかるのかもしれないぞ」

「だと嬉しいでしー……」

「──…………」

 ヤーエルヘルの純粋無垢な笑顔に、イオタが一瞬だけ硬直する。

「……ぼ、僕も、竜が好きで! でも、み、みんなは、気持ち悪いって」

「え! こんなにかわいいのに……」

 俺は、ヤーエルヘルの頭上の仔竜を抱き上げて、イオタに差し出した。

「ほい。今度こそ離すなよ?」

「は、はい……」

「幾度も迷惑を掛けて、本当に申し訳ない」

「ああ、いや──」

 再び頭を下げるツィゴニアを制し、口を開く。

「実は、あなたに伝えておきたいことがありまして。むしろ、ちょうどよかった」

「伝えたいこと?」

「──…………」

 さりげなく、イオタに視線を向ける。

 俺の視線の意図を察したツィゴニアが、護衛の一人に言った。

「イオタを連れて、先に部屋へ戻っていてくれ」

 ヤーエルヘルと同じくらいの年齢の子に伝えるべきことではないだろう。

「ですが……」

「なに、三人もいれば大丈夫さ。全員師範級なのだろう?」

「ええ、それはもう」

「であれば安心だな」

 護衛の一人が溜め息を吐きつつ、イオタを連れて部屋へ戻っていく。

「……ま、また!」

「はあい! シィちゃんも、またね!」

「ぴぃ!」

 ヤーエルヘルが手を振ると、仔竜が笛の音のような声を上げた。

 イオタを見送り、ツィゴニアへと向き直る。

「──それで、内密の話なのかな」

「ええ」

 話すべき内容を吟味する。

 要は、彼の身に危険が迫っている可能性を指摘できればいいのだ。

「実は、ここへ来る前に不穏な噂を聞きましてね。ツィゴニアさんは、デイコスという名前を御存知ですか?」

「デイコス……」

 思案し、答える。

「いや、ないな」

「私たちも聞きかじりで詳しくはないのですが、裏の世界では有名な暗殺者の一族らしいのです」

「暗殺者……」

 護衛たちの視線が鋭くなる。

「噂では、彼らがこのネウロパニエで、近々〈大きな仕事〉をすると。あなたの名を聞いて、ふとそのことを思い出しましてね。現状、思いつく限りの最も大きな仕事と言えば──」

「なるほど。私の暗殺、というわけか」

「正直、お伝えするか迷いました。ですが、こうして言葉を交わしているのも何かの縁です。後から訃報を聞いたりなどすれば、後悔すると思ったものですから」

 ツィゴニアが、幾度か頷いてみせる。

「案外、的外れな噂でもないかもしれん」

「そうなのですか?」

「私には政敵が多い。首都カラスカであればともかく、ここでは護衛の数も限られている」

「……なるほど。絶好のタイミングではあると」

 プルが尋ねる。

「と、……ところで、どうしてネウロパニエへ? き、き、危険だとわかっている、……のに」

「ああ、まあ、いくつか理由はあるのだが……」

 ツィゴニアは、肩身が狭そうに苦笑して、

「──息子のな。参観会があってな」

 そう小声で答えた。

「親馬鹿と思われるかもしれないが、気になるものだよ。君たちも親になればわかるさ」

「ふへ、へ。そ、そうです、……ね!」

「貴重な助言、どうもありがとう。重々気を付けさせてもらうよ」

「ええ。どうか御無事で」

「君たちもな。では、良い夜を」

 ツィゴニアが、護衛と共に、今度こそロビーを後にする。

「フー……」

 体の中に緊張が残っている気がして、思いきり息を吐く。

「偉い人と話すの、慣れないな……」

「き、緊張、するよね……」

「わかる」

 プルは元皇巫女だから、他国の偉い人たちと接する機会も多かったことだろう。

「あの説明でよかったと思うか? いまいち胡散臭い情報になっちまった気がするけど」

「十分だろう。あとはツィゴニアの問題だ。私たちは、ただの旅人に過ぎない。世直しをしているわけではないのだ。それに、親切の押し売りも迷惑なものだ」

「……ま、そうだよな」

 俺たちの立場から、やれるだけのことはした。

 デイコスの〈大きな仕事〉が、ツィゴニアの暗殺でないことを祈るばかりだ。

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