良い話だったぶん、もっと読みたいと思えたので短かったのが残念です。これをプロローグとした続きが読みたくなります。※ネタバレはしないよう、内容は書きません。
権力者が欲望をむきだしにして女を集めます。でも、不審な事件が連続する。連れてこられた女が夜になると消えてしまう。今夜も。連れてこられた女は窓の外を眺める。晴れた月夜の晩。春の嵐。男の言いなりになるくらいならと首をくくる覚悟を決めます。アクションシーン、カメラワーク、かっこよいかと思います。続編があります。こちらは前編といったところ。
嫁ぎたくもないのに、半ば強制的に嫁ぐことになった公女たちが次々に消えていく……。そんな不思議な事件が起こっています。そんな中、嫁いだセルビトゥの公女。彼女の前に現れたのは!?神さまと噂される存在が、とっても魅力的!アクションもあって楽しく読めました☆
翻る長衣、閃く斬撃、凛と響く声、艶やかな涙! 緊迫するシーンなのにどこか甘美で、上質の武侠映画を見ているような気持ちになりました! そして残された謎と、読後にたなびく余韻! 中華風王宮小説の雰囲気を存分に楽しみたい方におすすめです! それにしても作家さんの、シーンが目に浮かぶような描写力のすごさときたらもう!
同題異話とKACの同時消化!そして、このクオリティ!