憎しみの心を抱く
いじめは毎日のようにありました。ある日は家に呼び出され、またある日は教室の扉を叩きつけて「ふざけんなよ」と言われました。彼らは、僕のような弱者に何か言われるだけでキレました。その日の帰りにも僕につきまとって嫌がらせをしてきました。それから自殺したいと考えるようになりました。人生に価値なんてない。死にたいと思いました。まだ学校に行ける・・・そう言い聞かせて登校していましたが、いじめに遭っているだけ。同級生は誰一人として助けようとしない。それに気付いた日の僕は「こいつら本当に死んでしまえばいいのに」と思っていました。復讐したいと思いました。本当に許せませんでした。教師たちは僕が助けを求めても何もしようとしませんでした。そんな日々が続いていたのです。その年の冬、とうとう限界を迎えました。今まで「死ね」とか、「許さない」とかは誰にも言わなかったのですが、その月の三者面談で教師に言いました「あいつらを許さない」教師は驚きました。「そういうことは言ってはいけないよ」というような事を言ってきましたが、僕は言いました。「あいつらをBB弾で撃つ」と。担任教師は何も言いませんでした。唯一、口を開いたのは学年主任でした。「そうしたらどうなると思う?」と冷静に聞いてきました。僕はこう答えました。「嬉しくなる。憎い奴らが何も言わなくなる。」学年主任は何も言いませんでした。僕は当時、心の中で思っていました。「やっとあいつらが消えるんだ。憎い奴らが消えるんだ。」その次の日に母親が僕を病院に連れて行きました。その病院は昔から通っていたので、先生は僕がどんな状態が正常か分かっています。今までの経緯を説明すると病院の先生は「休みましょう」と言ってくれました。その日から数日間学校を休みました。僕はやっと休めることになったのです。
学校を休んでいたある日、同級生から手紙が届きました。「学校においで」こう書かれているのを親が見ると「行きなさい」と言うと思ったので自分から行きました。しかし、その日は地獄を見ることになります。手紙をくれた同級生は僕が来てもどうでもいいといった感じの反応でした。それだけでは終わりません。他の同級生がまた嫌がらせをしてきました。僕は許せないどころの話じゃありませんでした。本当に死んでしまえばいいのに・・・と思っていました。
その日の放課後、生徒がいなくなった時間にトイレに籠って言いました。
「コロス」
次回は僕がどうやって学校から離れていったかについての話です。それでは、またお会いする機会があれば。
2020年3月19日 Sakunobusi1615
憎しみの継承者Sakunobusi1615(体験談) Sakunobusi1615 @Sakunobusi1615
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