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私は百合を読んだことかほとんど無かったのですが、この話の中での百合はとてもほわほわとしていて温かかった気がします。大人にならなければわからないこと、けれど大人になれば当然のことが細かく描写され、そこに現実の闇を感じた一方で、幼馴染の水面さんとのやりとりは現実の光と言うか、温かさを感じました。百合が苦手な方や百合が初めての方も楽しめる作品だと思います。
ちょっと古いのですが、このお話を読みながら、Skoop On Somebodyさんの『バラ色』という曲が脳内に流れていました。社会人となり、これといった趣味もなく、家にいてやることといえばお酒とタバコという、やや枯れ気味OLの主人公。そこへ、幼馴染みの水面が泊まりに来て、彼女の提案で禁煙をすることになる。他愛のない会話をして、ふたりで手作りのご飯を食べて、ゆっくり寝て……ゆるい時が流れていく間に二人の間の感情がほわほわと温まっていく様が、なんともウフフでとてもよかったです!